後悔しない選択をする力を養う!合理的なスタイルに近づく5つの習慣-『後悔しない超選択術』に学ぶ、合理的な選択をして幸せに生きる方法3

メンタリストで有名なDaiGoさんの『後悔しない超選択術』を通して、合理的な選択をして幸せに生きる方法をご紹介しています。

後悔しない超選択術

今回はその3回目です。

前回は、人それぞれ異なる選択のタイプ(=意思決定スタイル)があること、

それは物心ついた頃から決まっていて成長しても変わらないこと、
選択肢を慎重に選んでいるように思えて、実は意思決定スタイルの影響を強く受けていること、

ゆえに、まず自分自身がどんな意思決定スタイルを持っているかを自覚することが、合理的な選択をする力を養うために重要であることをお話ししました。

その意思決定スタイルは、以下の5つに分類されています。

意思決定スタイル 特徴
合理的スタイル 論理的に考えて選択をする
直感的スタイル データよりも感覚を重視
依存的スタイル 他人の意見を尊重する
回避的スタイル 最終決定を先延ばしにする
自発的スタイル 考えるよりも結論を急ぐ

意思決定スタイルについての詳説した、前回の記事はこちら

あなたの選択を左右する“意思決定スタイル”とは?5つの選択タイプと、最も後悔しないタイプ-『後悔しない超選択術』に学ぶ、合理的な選択をして幸せに生きる方法2
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このなかで、最も後悔する確率が低いタイプが「合理的スタイル」であること、
最も後悔につながる選択をする傾向にあるのが「直感的スタイル」であることも、ボーリング・グリーン州立大学の研究によってわかっています。

直感的スタイルは、自分が正しいと思う考え・意見と一致する情報だけを集めて、相反する意見は無視してしまう「確証バイアス」に特に陥りやすいため、非合理な選択をしてしまいがちなのです。

では、合理的スタイルではない人が、後悔しない合理的な選択ができるようになるにはどうすればいいのでしょうか。

今回は、合理的なスタイルに近づく5つの習慣をお話ししていきます。

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確証バイアスのほかにも?選択に強く影響する、もう1つのもの

後悔しない選択ができるタイプが「合理的スタイル」であれば、それ以外のスタイルの人はあきらめるしかないのでしょうか。

あきらめる必要はなく、まず「自分は合理的な判断が苦手だ」と意識し、気をつけることが大切なのです。

気をつけるべきは確証バイアスに限らず、感情にも注意を払うべきといわれています。
合理的スタイル以外の人は選択をするときに、感情に強く影響され、合理的な選択から離れてしまう傾向にあるのです。

その例として、2001年、アメリカ同時多発テロの勃発後、世界中の人ができるだけ飛行機の利用を控えようとしました。

テロへの恐怖から旅客機による移動を回避したのですが、飛行機に乗ってテロに遭う確率と、地上で交通事故に巻き込まれる確率は、圧倒的に後者が高いのであり、飛行機の利用しないというのは非合理的な選択といえるのですね。

これが、恐怖という感情が意思決定に強く影響したことの一例です。

感情そのものは意思決定に不可欠なものですが、強く影響しすぎると、合理的な判断を狂わせてしまいます。
合理的スタイル以外の人は、自分が感情にとらわれていないかどうか、普段から意識する必要もあるのですね。

これで後悔を遠ざける!合理的なスタイルに近づく5つの習慣

「自分は合理的な判断が苦手」という自覚を持った上で、確証バイアスと感情の強さへの対策を兼ねた、合理的スタイルに近づく習慣を身につけていきましょう。

以下の5つが紹介されています。

習慣① 自分のした選択について振り返り、評価する

小さな選択であっても、自分の決めた選択について振り返り、

「ほかの選択肢はなかったか?」
「選択の結果に満足しているか、後悔しているか」

を、点数や◯✕で評価していくことが勧められています。

直感的スタイルや自発的スタイルの人は、選択時にほかの選択肢を検討・比較しない傾向があるため、このタイプの人が振り返りを通してほかの選択肢の見比べができるようになれば、非常に効果的です。

習慣② 楽をしない

「誰々がいいと言っていたから」と他人の意見を鵜呑みにしたり、「常識的にはこっちでしょ」と根拠のない感覚に頼らないことです。

何かを選択するときに「今、自分は楽をしそうになっていないか?」と問いかける癖をつけることは、依存的スタイル・回避的スタイルの人に特に有効です。

習慣③ 長期的に考えてみる

「これをすることで、自分は5年後、幸せになっているだろうか」と問いかけることで、後悔しない合理的な選択ができる可能性が飛躍的に高まります。

意思決定の際は、その前に1年後、10年後の自分を想像するなど、長期的な視点で状況を見る癖をつけることが勧められています。

習慣④ 選択時の自信過剰、楽観的傾向を意識し、小さなテストを行う

選択に関する誤った常識(「今ある成功は、自分の過去の選択でできている」という誤解)でもあったように、人は物事がうまくいっていると、「これまで通りで問題ない。自分は正しい選択ができる」と思ってしまいます。

そのような自信過剰は、合理的な判断を歪め、大きなしくじりにつながるかもしれません。

そこで何かを選択するときに、周囲の声を聞く小さなテストを行うことが勧められています。
自分の判断について、まわりの人がどう思うか聞いてみることで、客観的な視点が得られ、判断ミスを防ぐことができるでしょう。

習慣⑤ 過去の失敗、経験から学ぶ

アメリカの伝説的投資家、ウォーレン・バフェット氏の右腕として頼られてきた人が、チャーリー・マンガー氏(自身も投資家として莫大な財産を築いた)です。

そのマンガー氏がずっと続けてきた習慣の1つが「失敗ノート」をつくることでした。

ノートに書き留められたのは、マンガー氏が見聞きしてきた数々の失敗でした。
新たな投資を行うときは、必ずこのノートを見返し、自らの選択時に何か失敗をしていないかをチェックしていたそうです。

その理由は「成功の要因はいくつもあり、複雑で、何が寄与しているかわからないが、失敗の要因は明らかだから」といわれています。

失敗ノートを見返し、人の失敗を省みることで、自分がしてしまいそうな選択ミスを防止していたのですね。

失敗から学び、自分の選択時に同じミスをしていないかをチェックする。その繰り返しによって、合理的な選択ができる力が培われていくでしょう。

合理的なスタイルに近づく5つの習慣
自分のした選択について振り返り、評価する
楽をしない
長期的に考えてみる
選択時の自信過剰、楽観的傾向を意識し、小さなテストを行う
過去の失敗、経験から学ぶ

 

以上が、合理的なスタイルに近づく5つの習慣についてでした。

次回は、選択して出た結果の「受け止め方」のタイプの違いをお話ししていきます。

まとめ

  • 選択をするときには、感情にとらわれていないかを意識することも大切です。感情が選択時に強く影響すると、合理的な判断を狂わせてしまいます
  • 合理的スタイルに近づく習慣が、以下の5つです
    1. 自分のした選択について振り返り、評価する
    2. 楽をしない-他人の意見を鵜呑みにしたり、根拠のない感覚に頼らないようにする
    3. 長期的に考えてみる-1年後、10年後の自分を想像するなど、長期的な視野を持つ
    4. 選択時の自信過剰、楽観的傾向を意識し、小さなテストを行う
    5. 過去の失敗、経験から学ぶ-マンガー氏は重要な選択時には必ず失敗ノートを見返し、自分も誤った判断をしていないかをチェックされていました

続きの記事はこちら

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この記事を書いた人
南 雄一郎

スキルアップ!勉強会 主催者。
2014年から都内のカフェでコミュニケーションのスキルを上げるための勉強会を開催していました。
2016年からは、対人関係でのスキルを心理学から学ぶ勉強会をメインに開催しています。
勉強会の開催数は累計200回以上です。

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