朝活主催の ゆう です。
仕事でも個人のレベルアップにおいても強力なツールとなり得る「PDCA」を、10万部を超えるベストセラー『鬼速PDCA』を参考にご紹介しています。
前回は、PDCAサイクルを回すことによる素晴らしいメリットについてお話ししました。
前回の記事はこちら

PDCAを回すことで、ゴールやそこまでの道のりがハッキリしてくるため、課題や壁にぶつかったとしても、
「この壁を乗り越えてこそ、課題の解決方法の精度が増し、ゴールに近づくことができる」
と、自信が失うことなく、楽しささえ感じるのです。
今回は、
- 「鬼速PDCA」とは何か
- 一般的なPDCAと、鬼速PDCAとの違いはどこか
をご紹介していきます。
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従来のPDCAサイクルでは見えてこないもの
一般的なPDCAサイクルを改めて確認すると、図のように表されます。
計画を立てて、実行に移し、その結果を検証して調整する。調整の結果、それが改善案や伸長案になる、というサイクルですね。
それを次のサイクルに反映させて、改めて計画、実行、検証、調整を行う。
このような説明は今まで聞かれ、理解をされている方も多いと思います。
しかし問題は、このサイクルを自分の仕事やプライベートでどう活かすかまで考え、取り入れることです。
このままでは、仕組みを理解するには好都合としても、あまりにシンプルすぎて、
「PDCAを回すとどうなるのか?」
「各フェーズで具体的に何をするのか?」
といった、一番知りたいことはわからないのですね。
また、あまりに無味乾燥すぎて、このフレームワークが秘めている大きな可能性に気づきづらい、とも冨田さん(『鬼速PDCA』の著者)は語られています。
そこでこれから、PDCAの各フェーズで取り組むべきことの全体像をご紹介していきます。
PDCAサイクルの各フェーズの全体像-計画(PLAN)
計画フェーズでは、まず最終的に到達したい山を決める。これをしないと何も始まらない。
そしてそのゴールはできるだけ具体的であるべきだ。
(『鬼速PDCA』より引用)
と冨田さんが言われる通り、具体的な目標・ゴールを定めるのが、計画フェーズで先決すべきことです。
曖昧なゴール(「いつかしたい」「できる限りこうしたい」というようなもの)では、そこを目指すのにやるべきことは何かも曖昧になってしまいます。
反対に、「1年後の今日、ここまで達成しよう」と明確になったらならば、現在地とのギャップも明確になり、この1年間でなすべきことや数々の課題も見えてくるのでしょう。
課題とは、たとえば、
「資金や労力のリソースは十分に確保できるのか?」
「目標達成のためのスキルはどれくらい身についているのか?」
などが当てはまりますね。
また、達成が難しいとなれば、別の新たな手段を考えることも課題になります。
このように課題が見えてきたら、それを解決するための大まかな方向性を決めます。
ここまでがやって、計画フェーズは終了です。
PDCAの5割を占める計画。綿密さと動き出しのバランスが重要
計画を立てるには完璧でなければならないと思い、なかなか実行フェーズに移すことができない人も多い、と冨田さんは指摘されています。
あまりに計画が杜撰では、目標に向かって正しく進むことはできませんので、課題をできる限り明確にすることも大切です。
そうすることで、検証フェーズでの作業も少なくて済みます。
しかし計画の完璧さにこだわっていつまでも計画フェーズにいれば、そもそも目標に向かって進めません。
すでに明確になっている課題から実行し、まだ見えてこないところはいったん仮説を立て、PDCAを回していくことでその精度を高めていけばいいのですね。
計画の綿密さと動き出しのバランスが、効率よくPDCAを回していく上でまず大切といえます。
「計画はPDCAの5割を占める」とも冨田さんは言われています。
まずこの計画でつまずいてしまわないよう、陥りやすい誤りを知り、自分が計画を立てる際に誤りがないかどうか、チェックしていきたいですね。
※計画フェーズでやってしまいがちな失敗の例は、今後の記事でご紹介します
まとめ
- 一般的なPDCAサイクルでは無味乾燥すぎて、各フェーズで具体的に何をすべきか、サイクルを回していくとどうなるのかがわかりづらい、といわれています。まずはPDCAサイクルの各フェーズで具体的に取り組むべきことの全体像を知ることが大切です
- 計画フェーズで先決すべきことが、具体的な目標・ゴールを定めることです。目標を決めなければ何も始まらず、具体的でなければ課題も見えてきません。目標を決め、課題を見出し、大まかな解決案を出すのが計画フェーズです
- 計画の完璧さを求めるとなかなか実行に移せず、計画があまりに杜撰では目標へ正しく進めず、検証に多くの時間を要してしまいます。ゆえに、すでに明確になっている課題から実行し、PDCAを回していく過程で新たな課題を見つけ、仮説の精度を高めていけばいい、といわれているのです
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