朝活主催の ゆう です。
スキルアップ!朝活では、プレゼンのスキルを磨くとともに、日常でも生かせる偉人・先人のエピソードを学んでいます。
前回は、戦国武将の中でも人気の高い武田信玄のエピソードから、人生の教訓を学びました。
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今回は、『イソップ寓話』から、人生訓を学んでみましょう。
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子供向けではなかった?『イソップ寓話』は“大人のための人生訓”
『イソップ寓話』と聞くと、子供向けにつくられた話であり、大人になれば学べるところはない、と思われるかもしれません。
しかし本当は大人のための、人生の教訓が教えられているのです。
イソップは2500年ほど前の人で、ギリシャの奴隷であったといわれています。
何の発言権もない、弱い立場にあった彼は、動物を利用した例え話を作って、周りの人に注意したり、アドバイスしたりしていたのです。
イソップの話は実にうまく、聞く者の心をとらえました。
人から人へと語り継がれるうちに世界各国へ広がり、その国に合うようにアレンジされていったのです。
イソップ寓話は500以上もありますが、その中から特に今の私達にもプラスになり、教訓になる話を紹介します。
本当の幸せとは何か?「ウマをうらんやんだロバ」
ロバが、ウマを眺めて、文句を言っていた。
「ウマは、いいなあ。 食事もいいし、美しい飾りをつけてもらって、軽快に走っている。
それに対し、俺は、重い荷物を運んで苦労しているのに、いつも腹が減っているし、寝床のワラも少ない。なぜ、ロバなんかに生まれたんだろう」
やがて戦争が起きた。
武装した騎士がウマにまたがり、戦場を駆け巡った。敵陣の真っ只中に切り込むや、ウマは、全身に深手を負って倒れた。
これを見て、ロバは、考え方を変え、ウマを哀れむようになった。
一見、幸せそうなウマも、戦争が起きれば駆り出され、大怪我で苦しむこともあります。
ちょうどそのウマのように、金持ちや地位のある人を見ると幸せそうに見えますが、その人はその人の立場での苦しみと闘っているのですね。
外見だけではとても分かりませんが、実は上の立場に行けば行くほど、別の大きな苦しみが増えていくといわれるのです。
いったい幸せとは何なのか、何が幸せといえるのだろうかと、とても考えさせられますね。
高みを目指して努力することはより良く生きるために必要なことですが、そもそも今目指しているものが本当に私を幸せにしてくれるものかどうか、立ち止まって考える時間を取りたいですね。
まとめ
- 『イソップ寓話』は、ギリシャの奴隷であったイソップによってつくられました。弱い立場にあった彼は動物を使った例え話を使って周りの人にアドバイスをしていったのです。それは大人にとっても大事な、人生の教訓が詰まっています
- 一見すれば幸せそうなウマも、戦地に駆り出されて大怪我をすることもあるように、どのような立場の人にも相応の苦しみがあり、上にいくほど抱える苦しみも大きくなっていきます。本当の幸せとはなにかが、考えさせられます
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