朝活主催の ゆう です。
このブログでは、『超・箇条書き』(杉野幹人著)を参考にさせていただき、「箇条書き」のスキルを続けてご紹介しています。
箇条書きは単に使っていては情報の羅列となるだけで、その良さを十分に発揮できません。箇条書きを最大限、魅力的なツールとするにはそのためのスキルを生かす必要があります。
ではその箇条書きのスキルは何かというと
- 構造化
- 物語化
- メッセージ化
の3つでした。
前回は、3番目のスキルである「メッセージ化(相手の心に響かせ、行動を起こさせること)」に関連し、「ビジョンを掲げるときに欠かしてはならない“2つの数字”」についてご紹介しました。
前回の記事はこちら

ビジョンを掲げるとき、それは「『企業をどこに向かわせ、いつ、何を達成したいか』という未来の姿を描くもの」でなければなりません。
もし、それが「いつ」のもので、「どの程度」のものなのかがあいまいであれば、明確なゴールがイメージできず、社員はどこに向かって、どれほどの歩調で進めばいいのかわからないままです。
ゆえにビジョンには、「状態を示す数字」と「期限を示す数字」を盛り込むことが不可欠なのですね。
この2つの数字を入れることは、企業のビジョンに限らず、個人の「夢」にも非常に有効です。
今回は、夢にも数字を入れることの有用性を見ていきましょう。
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夢にも入れるべき「“期限”と“程度”を示す数字」
自分の夢に具体的な数字を入れることで、より自分を鼓舞させることが可能になります。
たとえば、「小説家になりたい」という夢を持っていたとします。
それが
いつか小説家になりたい
では、あまり刺激を得ることはできませんね。
それを
5年後までに、文芸誌の新人賞を受賞する
と置き換えるとどうでしょうか。
「5年後」という期限を示す数字と、「文芸誌の新人賞受賞」という程度を示す数字を入れたことで、グッとイメージがしやすくなりました。
このような思いを持てば、
「5年後の受賞を目指すとなれば、いまからどの文芸誌に応募をするか見ておかないといけない」
「その文芸誌の過去の受賞作の傾向はどうか?どれほどのレベルか?」
などの具体的な行動に移せるでしょう。
漠然とした思いしかなく、次の行動に踏み出せないままでいるのとは、まるで違いますね。
あるいは「英語がうまくなりたい」という思いしかなければ、結局は何もしないまま過ごしてしまうでしょう。
しかし
3年後までに、TOEICで950点を取る
と掲げたならば、「とにかく問題集を買う」「実際に高得点をとった人に勉強法を聞いてみる」などの行動を起こすに違いありません。
これも「3年後」という期限を示す数字、「TOEICで950点」という程度を表す数字が入っているからこそ、具体的な行動を起こそうという気持ちになれるのですね。
自分の掲げた目標に、程度と期限を表す数字が入っているかどうか、今一度、ぜひ確認してみることをおすすめします。
ビジョンにも夢にも、そして箇条書きにも数字を入れることでイメージが明確化し、相手にも自分自身にも響き、行動を起こさせることができるのですね。
まとめ
- 超・箇条書きのスキル「メッセージ化」に関連し、ビジョンを掲げるときには「状態と期限を示す2つの数字を入れるべき」といわれています。「いつ」「どの程度か」が明確になれば、取るべき行動もまたはっきりします
- 数字を入れることはビジョンに限らず、個人の夢・目標でも有効です。「いつか小説家になりたい」→「5年後までに、文芸誌の新人賞を受賞する」と、期限と程度を示す数字を入れることで、どの文芸誌に応募すべきか、過去の受賞作の傾向はどうかを調べるなど、具体的な行動へ移せます
続きの記事はこちら

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