8/26(日) 悲劇の大半はこれで起こる…。ベンジャミン・フランクリンの“ホイッスルの教訓”|朝活レポート198

朝活主催の ゆう です。

今回の朝活には初めてばかりで、3名の方にご参加いただきました^^

少し涼しくなったと思ったら、また暑さがぶり返しましたね… 土日は今年の中で最も暑かったと感じます。
そんな天候の中でも参加される方がおられて、とても嬉しく思いました(^^)

趣味の話で盛り上がりつつ、スキルアップワークで話をする練習もでき、充実した時間を過ごすことができました^^

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朝活ワークの学び「ホイッスルにお金を払いすぎていないか?」

スキルアップのワークでは、ベンジャミン・フランクリンのエピソードについて学びました。

アメリカの政治家であり、発明家として有名なベンジャミン・フランクリンにはさまざまなエピソードが残っていますが、これは幼い7歳のころの出来事だったにもかかわらず、その後の70年にわたり心から消し去ることのできなかった失敗、といわれています。

それは彼がホイッスルに夢中になったことで起こりました。

胸をときめかせながらおもちゃ屋へ行き、レジに小銭を積み上げ、値段も聞かないまま店主にホイッスルをください、と伝えました。店主も人が悪く、本当の値段を告げないまま彼にホイッスルを渡したのです。

家に帰ると彼は、ホイッスルが手に入った喜びの大きさから、吹き鳴らしながら家中を駆け回っていました。

ところが彼の兄の指摘で、実際の価格よりもずっとたくさんのお金を払ってきてしまったことが判明し、兄姉から笑いものにされてしまったのです。

後に友人に宛てた手紙でそのときのことを「悔し泣きの涙がこぼれた」と綴っています。

しかしそのときの授業料はフランクリンにとって安いものでした。

彼はそこから得た教訓をこう語っています。

やがて成長し社会に出て人の営みというものを見てみると、多くの人びとが、本当に多くの人びとが、ホイッスルにお金を払いすぎているのだということに気がついた

言い換えるなら人間に降りかかる悲劇の大半は、人が物事の価値を見誤って、自分のホイッスルにお金を払いすぎてしまうから起こるのだ

(『道は開ける』より引用)

フランクリンの失敗は、ホイッスルへの物欲が大きくなりすぎて、本当の価値を見誤ってしまったことにあります。

本質的にこれと同様の失敗をしてしまうことが、私達にはとても多いのですね。

人や物事の価値を見誤り、膨大なお金や時間を費やしては無駄にしてしまったことが、誰にでもあるのではないでしょうか。

ホイッスルの失敗でそのことに気づき、生涯の戒めとしたフランクリンは偉大であると、改めて感じます。

自分が時間やお金をかけているそのことは、これからかけようとしているものは、本当に価値のあるものかどうか、しっかりと自問をしたり、知恵のある人から意見を聞いたりしていきたいですね

まとめ

  • アメリカの政治家・発明家として有名なベンジャミン・フランクリンは幼い頃、ホイッスルが欲しいがあまり、通常の値段よりも高く買ってしまい、悔し泣きをしたことがありました
  • フランクリンは社会に出てから、多くの人がホイッスルにお金を払いすぎていること、つまり人や物の本当の価値を見誤って、時間やお金をかけすぎては無駄にし、悲劇を引き起こしていることに気づいたのです。ホイッスルの経験は彼にとって生涯にわたる戒めとなったのでした

引用した書籍

道は開ける 文庫版

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この記事を書いた人
南 雄一郎

スキルアップ!勉強会 主催者。
2014年から都内のカフェでコミュニケーションのスキルを上げるための勉強会を開催していました。
2016年からは、対人関係でのスキルを心理学から学ぶ勉強会をメインに開催しています。
勉強会の開催数は累計200回以上です。

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