『超・箇条書き』から学ぶ伝える技術⑳「メッセージ化8-相手の心に響かせる『“数値”への置き換え』」

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朝活主催の ゆう です。

このブログでは、『超・箇条書き』(杉野幹人著)を参考にさせていただき、「箇条書き」のスキルを続けてご紹介しています。

箇条書きはわかりやすく伝えるために便利なツールですが、単に使っていてはその良さを十分に発揮させられず、魅力的に相手に伝えることはできません。
スキルを学び、身につけてこそ、相手に短く、魅力的に伝え、自分の望む行動してもらうことができるのです。

その箇条書きのスキルは

  1. 構造化
  2. 物語化
  3. メッセージ化

の3つでした。

前回は、3番目のスキルである「メッセージ化(相手の心に響かせ、行動を起こさせること)」のための3つ目のコツ「形容詞や副詞は『数値』に変える」についてお話ししました。

大きさや数などの「程度を表す」部分には形容詞や副詞が使われることが多いですが、それでは相手はイメージがしづらく、印象に残りづらいです。

反対に「数字」を入れることで彩度が上がり、相手はグッとイメージがしやすくなり、印象にも残りやすくなります。

今回は、以前に取り上げた、新入社員Aさんの所信表明に、この「『数値』を入れる」コツを使ったらどうなるかをご紹介します。

相手の心に響く「『数値』への置き換え」

マーケティング部に異動になった新入社員Aさんの所信表明は、これまでに紹介したメッセージ化のコツを使って、以下のようになりました。

<私の約束>

  • 市場の意見に耳を傾けることなく、自分を信じる新商品をつくります
  • 数多くの新商品をつくります

「『隠れ重言』を排除する」のコツによって相手にとって当たり前と思われることは省かれ、また「『否定』で退路を断つ」のコツによって、Aさんのスタンスがより明確になっています。

ここでさらに「程度を表す」形容詞や副詞を数字に置き換えられるところはないでしょうか?

それは2つ目の文にある「数多くの」ですね。これは具体的な実数で示すことができます。

たとえば「3年間で5つ以上の」などです。

このように置き換えると、次のようになります。

<私の約束>

  • 市場の意見に耳を傾けることなく、自分を信じる新商品をつくります
  • 3年間で5つ以上の新商品をつくります

「数多くの」という曖昧な形容詞を使うのではなく、具体的な数字を使うことで、Aさんの決意がより鮮明に伝わります。

それを聞いた先輩は、「3年間で5つ以上というのはけっこう大変だ。こいつは大きな目標を掲げて自分を鼓舞するタイプだな。つまづくことも多いと思うが、そのときは手伝ってやるか」と、Aさんへのイメージが湧きやすく、そう思ってもらえるかもしれません。

そうなれば、相手は自分のために動いてくれることも多くなるでしょう。

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