最優先事項を優先する6-“本当に人生が変わる”効果的な予定を立てる4つのステップ|朝活で学ぶ「7つの習慣」その22

朝活主催の ゆう です。

このブログでは、世界的ベストセラーである『7つの習慣』の内容を少しずつご紹介しています。

完訳 7つの習慣 人格主義の回復

前回は、第3の習慣「最優先事項を優先する」の鍵を握る「第2領域(緊急ではないが、重要なこと)の活動」を増やした具体例をご紹介しました。

あるショッピングセンターでは、マネージャーがテナントの店長と有益な関係を築くための活動時間は、勤務時間のわずか5%でした。

しかしコヴィー博士(『7つの習慣』の著者)のコンサルタントにより、マネージャーが店長たちとの関係改善に使う時間を全体の20%に増やしたところ、それが絶大な効果を発揮し、ショッピングセンターは売上を伸ばし始めたのです

マネージャーにとっても、新規のテナント希望者の増加により、賃貸料収入も増え、さらに仕事への充実感も増していったといわれます。

この例からも、「第2領域」に時間を使うことがいかに重要かがわかりますね。

そうはいってもなかなか第2領域に時間を取れない私たちが、そのような効果的なマネージメントをするには具体的にどうすればいいのでしょうか?

今回は、実践的なマネージメント法をご紹介します。

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第2領域中心の予定を立てる4つのステップ

第2領域を中心した1週間の計画の立て方について、コヴィー博士は4つのステップで紹介されています。

ステップ① 役割を明確にする

人生において、あなたはさまざまな役割を担っていると思います。

まず、そのあなたの重要な役割を書くのが第1のステップです。

思いついたものから書いていってかまいません。

  • 家族の一員としての役割
  • 仕事上での役割
  • コミュニティ活動での役割

など、いろいろありますね。

例として、ある人のものが挙げられていました(以下参照)。

  1. 自己啓発
  2. 配偶者
  3. 不動産セールス・パーソン
  4. コミュニティ奉仕活動
  5. 交響楽団理事会メンバー

ステップ② 目標設定

次は、それぞれの役割で、これから1週間で達成したい重要な成果を1つ2つ考え、それを目標として書き込むことです。

これらの目標は、第2領域の活動に関係するものにします。すなわち、達成することで、その後の人生をより豊かなものにするもの、ということですね。

  • 関係を向上させる
  • 新たなスキルを身につける
  • 期限までまだ余裕のある重要書類の作成に取りかかる
  • 興味のある分野の情報を収集する

などがあたるでしょう。

ステップ③ スケジューリング

ステップ①、②で決めた目標を念頭に置いて、それらを達成するために必要な時間を、1週間のスケジュールの中に組み込んでいきます。

特定の時間や曜日にしかできないものは、優先的にその日時にその時間を取っていきます。

多くの目標があり、そのための時間を記入していったとしても、多くの空白の時間があることに気づくかもしれません。
それならば予期していなかったことが起きたとしても対応でき、スケジュールも柔軟に変更することができますね。

このように主体的に計画を立てることで、自発的な生活を心から楽しむことができるでしょう。

ステップ④ 1日単位の調整

毎日の計画は、その日の用事の優先順位を決めるだけで完了します。

毎朝、スケジュール表を見直すことを習慣とすれば、改めて目標を再確認することができ、バランス感覚が養われます。

 

以上が、第2領域を中心とした1週間の予定の立て方です。

このステップに沿って予定を立てる場合と、役割や目標を意識せずに1日ごとに計画を立てる場合とでは、大きな違いがあるとわかると思います。

第1領域を中心の予定の立て方の効果性を、コヴィー博士はこう語っています。

原則中心の生き方、第Ⅱ領域を重視して生活することによる劇的な効果は、私自身、身をもって体験している。

私と同じようにして人生を大きく変えた人も何百人と見てきた。

だから、本当に人生が変わる、そう自信を持って断言できるポジティブな方向へ飛躍的に変わるのだ

(『7つの習慣』より引用)

コヴィー博士自身も、また何百人という人が人生を変えてきたのであり、本当に人生が変わる、と力強く断言されています。

ぜひこの4ステップで、今後の計画を立てていきたいですね。

まとめ

  • 『7つの習慣』の第3の習慣「最優先事項を優先する」の鍵となるのが「第2領域(緊急ではないいが、重要)」の活動にいかに時間を使うかです。そこに時間を使ってこそ、効果的なパーソナル・マネジメントが可能となります
  • その第2領域を中心した1週間の計画の立て方を、コヴィー博士は以下の4つのステップで紹介されています
    1. 役割を明確にする-配偶者、親、セールス・パーソンなど、自分の重要な役割を記します
    2. 目標設定-それぞれの役割で、これから1週間で達成したい重要な成果を目標として書き込みます(例:関係を向上させる、新たなスキルを身につけるなど)
    3. スケジューリング-目標を達成するために必要な時間を、1週間のスケジュールに組み込んでいきます。特定の時間・曜日しかできないものは、優先的にその時間を取っていきます
    4. 1日単位の調整-その日に書き込んだことの優先順位を決めます

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