8/2(木) 悩み解決の最終ステップ”代替案を実行する”とは-アドラー心理学に学ぶ 人間関係の悩み解消の3ステップ7|心理学勉強会レポート48

ワークショップ主催の ゆう です。

今回のワークショップには初めての方4名を含む、11名の方にご参加いただきました^^

本当に暑い日が続き、体調をいつ崩してもおかしくなりませんが、そんな中、多くの方が来てくださり、とても嬉しいです。

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多様な人達との接点と、幸福感の関係

最近読んだ本の中に『実践 ポジティブ心理学』(前野隆司著,PHP新書)があります。

実践 ポジティブ心理学 幸せのサイエンス (PHP新書)

その中で特に印象深かったのが、所属団体と幸福感との関係です。

職場と家庭以外の団体所属数と幸福感との関係の調査結果によると、所属団体数が3~4の人が幸福感が最も高く、所属団体が0の人と比べ、幸福感に大きな開きがあったとわかりました

また所属団体が1つでもある場合も、所属団体が0の場合と比べ、幸福感に明らかな差があったのです。

なぜ所属団体数によって幸福感に差が出るかというと、所属団体が多いほど、多様な人達との接点ができます。
多様な人達との接点ができるとそれだけ刺激が得られるのと、さまざま価値観に触れることができて楽観的になれるから、と考察されていました

職場以外のコミュニティがなく、数少ない限られた人たちとの交流しかないと、細かなところの差が気になって、やきもきしたり、モヤモヤしたりすることが多くなってしまいます。

しかし、自分とは年齢も職業もまったく違う人とは比べる気も起きませんね。むしろ、「いろいろな生き方があっていいんだ」と視野が広くなり、寛容になれるのだと思います。

このワークショップも、そんな多様な人達との接点が生まれ、より幸福感が生まれるような場としていきたいな、と改めて感じました。

アドラー心理学から知る、人間関係の悩みを解消するステップ

今回のワークショップのテーマは、
アドラー心理学に学ぶ「人間関係の悩み解消の3ステップ」
でした。

アドラー心理学では

人間の悩みはすべて対人関係の悩みである

といわれています。

悩みには必ず他者の存在があります。他者との関わりをまったく避けることはできないため、人生に悩みはつきものなのですね。

そんななかでも、いかに悩みを解消して快適に生きられるのか、そのための方法を教えているのがアドラー心理学です。

その悩み解消のための3つステップが

  1. 課題の分離
  2. 結末を予測する
  3. 代替案(オルタナティブ・ウェイ)を実行する

でしたね。

前回は、2番目のステップ「結末を予測する」について詳しくご紹介しました。

前回の記事はこちら

6/2(土) 行動を変える勇気が得られる「結末の予測」とは-アドラー心理学に学ぶ 人間関係の悩み解消の3ステップ6|心理学勉強会レポート41
ワークショップ主催の ゆう です。 6月を迎え、梅雨入りが近づいたからか、蒸し暑い日が続いていますね(^^;) その中で開催したワークショップには、初めての方2名を含む、6名の方にご参加いただきました^^ SEや管理栄養士...

現状を打破するためには、「今やっていることを続けても、状況は変わらないどころか、ますます悪くなってしまう」ということを切に受け止めねばなりません。
そのためのテクニックが「結末の予測」です。

今回は、最後のステップ「代替案(オルタナティブ・ウェイ)を実行する」についてお話しします。

「やめなさい」ではなく「かわりにこうしなさい」-実行の重要性

代替案の実行とは、「今までのやり方がまずいとわかったら、別のやり方を考えて工夫し、実行する」ことです。

別のやり方を考え、そして実際に行う。この「行う」ことが肝心です。

今までのやり方が悪かったと気づき、新たな方法を模索しても、実際にその方法をやらない限りは現状は変わらないですね。

『性格は変えられる(アドラー心理学を語る1)』(野田俊作著)には、こういわれています。

「今やっていることをやめなさいいう助言は意味がないんです

今やっていることをやめてかわりにこうしなさい」って言ってあげないと勇気がくじけてしまう。

「かわりこうしなさい」と代替案を示して実行してもらってこそ、相手の現状は変わります。それは自分にも言えることですね。

「あーだ、こーだ」と言い訳ばかりしていては今の状況はまったく変わりません。
それどころか「自分は変わらなくていい。何も変えなくていい」という考えを強めることにさえなってしまいます。それでは蟻地獄にはまって苦しむような状態を招いてしまうのでしょう。

そこから脱出するには、「自分にできることは何か」を考え、それを行動に移すことです

この「代替案の実行」がいかに大切かを考えさせられる、アドラー心理学の第一人者であり精神科医の野田俊作さんのエピソードがあります。

次回はそのエピソードについて詳しくご紹介します。

引用した書籍

性格は変えられる (アドラー心理学を語る1)

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