7/14(土) 性格を変えないのは“保守的である”から-アドラー心理学に学ぶ ライフスタイルを変える方法2|心理学勉強会レポート46

ワークショップ主催の ゆう です。

今回のワークショップには初めての3名を含む、9名の方にご参加いただきました^^

3連休は35度を超える猛暑日から始まり、ある意味、悪天候ともいえるような日ながら、たくさんの方に来ていただき、ありがたく思います。

今回は「性格を変えようとしないのはなぜか、またどうすれば変えられるのか」という内容でディスカッションをしていただきました。

「こういう風になりたいのに、これをやりたいのに、なかなか踏み出せない」ということは、よくなると思います。
自分のこれまでの行動も踏まえつつ、なぜしようと思っているのにできないのか、という理由・原因を考えることで、その後の話もより受け止めていただけたように思います^^

スポンサーリンク

人間は、性格を変えないための努力をしている

今回のテーマは、
アドラー心理学に学ぶ「ライフスタイル(=性格)を変える方法」
でした。

アドラー心理学を学ばれると、よくに耳にするのが「ライフスタイル」です。

ライフスタイルと聞くと「生活様式」という意味で一般には使われていますが、アドラー心理学では「認知行動パターン」のことをいわれます。
物事をどのように見て、受け止め、どう行動するか、ということですね。

もっとわかりやすくいうと、「性格」のことです。

なぜ性格と言わずに、あえて「ライフスタイル」という言葉を使うかというと、性格は非常に変わりづらいもの、そもそも変わらないもの、という認識が強いと思います。
しかしアドラー心理学では、性格は自らが選択したものである、ゆえに選び直すことも可能であると教えられており、選び取れるという意味で「ライフスタイル」が使われています

「ライフスタイル」という言葉が使われている通り、アドラー心理学の第一人者である野田俊作さんは「性格はとても変わりやすい」といわれています。

しかし同時に、

「人間は、自分の性格を変えないための能動的な努力を絶えずやっている。だから変わらない」

「人間は一般に、自分の性格を変えたがらないということです。『変わらない』『変えられない』のではなくて『変えたくない』のです」

と、私たちは「性格を変えないための努力をしている、無意識的に性格を変えようとしない」とも指摘をされていることを、前回はご紹介しました。

前回の記事はこちら

6/14(木) 人は“性格を変えない努力”をしている-アドラー心理学に学ぶ ライフスタイルを変える方法1|心理学勉強会 レポート42
ワークショップ主催の ゆう です。 今回のワークショップには初めての方5名を含む、12名の方にご参加いただきました。 多くの方にご参加いただいて、とても嬉しく思います(^^) 公務員やSEをされている方、大阪でサロンを経営...

ではなぜ人は、意識的には性格を変えたいと思っているのに、無意識的に性格を変えないための努力をしているのでしょうか?

その理由についてお話ししていきます。

人が性格を変えない4つの理由

野田さんは、性格を変えないための理由は大きく4つある、といわれています。

それは以下のものです

  1. 保守的である
  2. 統覚バイアス
  3. 性格が環境をつくり、環境が性格を安定させる
  4. 人間は自分の性格にたっぷり投資している

今回は1つ目の「保守的である」と詳しく見ていきたいと思います。

①保守的である

保守的であるということについて、野田さんはこう言われています。

性格を変えるということは、危険を冒すということなんです。

今までの生き方を保っていくのであれば、ともかく何が起こるかはわかっている。

まったく新しい生き方をはじめるとすれば、何が起こるかまったくわからない

大儲けかもしれないが大損かもしれない。

そんな大博打には、めったに賭けないものですよ、人間は……。

(『性格は変えられる (アドラー心理学を語る1)』野田俊作著 より引用)

性格を変えるとは、認知と行動を変えるということであり、まったく新たしい生き方をするということですね。

そうなれば、どうしても不安が出てきます。その不安を乗り越えて新しい生き方をしたとしても、それがうまくいくとも限りませんね。

「こんな生き方はいやだ、もっといい生き方があるはず」と、現状に不満を持っていたとしても、「新しい生き方をはじめても失敗する可能性のほうが大きい。何と言っても不安だし、億劫だ」と不安やめんどくさいという気持ちが勝ってしまい、新たな一歩を踏み出すことができないのですね。

不満と不安の間を揺れ動き、結局は不便だけどある意味安心できる生き方を選ぶ、ということです

これが「保守的である」ということです。

 

次回は2番目の「統覚バイアス」についてお話しします。

引用した書籍

スポンサーリンク

勉強会レポートアドラー心理学勉強会の内容
この記事を書いた人
南 雄一郎

スキルアップ!勉強会 主催者。
2014年から都内のカフェでコミュニケーションのスキルを上げるための勉強会を開催していました。
2016年からは、対人関係でのスキルを心理学から学ぶ勉強会をメインに開催しています。
勉強会の開催数は累計200回以上です。

南 雄一郎をフォローする
スキルアップ!勉強会 東京