『超・箇条書き』から学ぶ伝える技術⑮「メッセージ化3-使っていませんか?プレゼンでのNGワード」

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朝活主催の ゆう です。

このブログでは、わかりやすく話を伝えるためのスキルをご紹介しています。

いまは『超・箇条書き』(杉野幹人著)を参考にさせていただき、短く、かつ魅力的に伝えられるツールである箇条書きのスキルに続けてお話ししています。

箇条書きは便利なツールではありますが、単なる文の羅列として使っていては相手にわかりやすく伝えることはできません。箇条書きにも使いこなすべきスキルがあり、それができているかどうかでプレゼンの可否さえも決まるといわれています。

そのスキルは

  1. 構造化
  2. 物語化
  3. メッセージ化

の3つでした。

前回は3番目のスキルである「メッセージ化(相手の心に響かせ、行動を起こさせること)」のコツの1つである「隠れ重言を排除する」を紹介しました。

前回の記事はこちら

重言とは、「頭痛が痛い」や「車に乗車する」などの表現の重なりをいいます。
上記はわかりやすいもので、明らかに間違いだとわかりますが、箇条書きで気をつけるべきは“隠れ”重言です。

隠れ重言は、表現の重なりはありませんが、当たり前であり、わざわざ伝える必要のないもののことです。

たとえばマーケティング部に配属になった新入社員が先輩社員への所信表明で「お客様に喜んでいただける新商品をつくります」と伝えたとします。

しかしマーケティング部にとって「お客様が喜ぶ商品をつくる」というのは当たり前であり、大前提です。そんな大前提を言われたところで先輩社員が心を惹かれることはないのですね。

箇条書きが、そのような当たり前で一般的な隠れ重言ばかりだと、読み手としては興味が薄れていき、まして心が動かされることはありませんね。
この隠れ重言を排除することがメッセージ化の1つ目のコツです。

今回は、隠れ重言となるNGワードをご紹介します。

隠れ重言となる、プレゼンでのNGワードは?

プレゼンをするときは、伝え手が主導です。
聞き手は伝え手のペースに合わせて話される情報を随時、処理していかなくてはなりません。

仮に疑問点があったとしても、区切りまでは止まって確認することができませんね。

疑問点が膨らんで、聞き手側が思考停止してしまうこともあるでしょう。

そうなっては伝え手の目的を果たすことはできないため、プレゼンでも曖昧な表現をできる限りなくすこと、隠れ重言を排除することが非常に大事です。

ではプレゼンでよく見かける隠れ重言(=NGワード)にはどのようなものがあるのでしょうか?

『超・箇条書き』で取り上げられているNGワードをご紹介します。

プレゼンにおけるNGワード集

  • ~を改善する」→改善するのは当たり前であり、どのように改善するかを伝えるべき
  • ~を見直す」→見直すのは当たり前であり、どのように見直すかを伝えるべき
  • ~推進する」→具体的にどう推進するかを伝えるべき
  • ~を最適化する」→最適化できるならするのは当たり前であり、何をどうすれば最適化できるのかを伝えるべき
  • ~のバランスをとる」→最適化の場合と同じで、どうなるとバランスがとれるのか、そのために何をするかを伝えるべき
  • ~を徹底する」→具体的にどのように徹底するかを伝えるべき
  • ~を強化する」→徹底する場合と同じで、具体的にどのように強化するかを伝えるべき

このような言葉を使ったとしても、聞き手としてはそれを聞いて得られるものはありませんね。
「だから、どうするの?」とツッコミを入れられて、終わってしまいます。

そうならないためには、隠れ重言ではなく、「具体的には~までに~チームに対して~をします」と伝えてこそ、相手の関心はひきつけられますし、さらなる具体的なアドバイスを言ってもらえたり、問題の核心に迫る議論の展開が期待できたりします。

自分のプレゼン資料に隠れ重言が入っていないか、ぜひ一度、確認していただければと思います。

続きの記事はこちら

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