朝活主催の ゆう です。
世界的なベストセラー『7つの習慣』。スキルアップ!朝活のワークでも題材として取り上げたことがあり、大きな学びを得ることができました。
このブログでは、その『7つの習慣』の内容を少しずつご紹介しています。
前回は、第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」に関連して、生活の中心に何を置いているか、についてお話ししました。
前回の記事はこちら

生活の中心に置いてあるものによって、私たちの安定性や指針が決まります。
夜に、奥さんとコンサートに行く約束をしていたにもかかわらず、上司から残業してほしいと言われた場合を考えてみると、
配偶者が生活の中心にある人は、奥さんのことを思い浮かべます。奥さんを喜ばせるために、残業することを丁重に断るかもしれません。
上司から強く依頼されたために残業を引き受けることになったなら、残業中はずっと奥さんのことが頭から離れないでしょう。
配偶者とは違い、お金や仕事が生活の中心の人の場合はどうでしょうか?
残業代はどれくらいになるかや、上司の評価を上げる機会だ、と考えると思います。奥さんのことは二の次で、「コンサートは仕事で難しくなった」と伝えるだけになるかもしれませんね。
このように何を生活の中心に置くかによって選択は変わっていきますし、たとえ同じ選択をしたとしても心の状態はかなり違ってくるとわかります。
『7つの習慣』では、原則こそ生活の中心に置くべきであり、それを中心に置くことで全体をバランスよく眺めて最善の解決策が出せるように努力できるといわれている、と前回はご紹介しました。
今回は、第2の習慣をより身近に取り入れる方法をお話しします。
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トップパフォーマーに共通する習慣とは?
世界のトップアスリートや、その他の分野のトップパフォーマーたちのほとんどが身につけている習慣とは、何だと思いますか?
これをすることで、自分の能力を最大限まで発揮できるといわれています。
それについて『7つの習慣』にはこう書かれています。
チャールズ・ガーフィールド博士は、スポーツやビジネスの世界のトップパフォーマーたちを詳しく調べている。
(中略)
博士の研究の結果、世界のトップアスリート、そしてスポーツ以外の分野のトップパフォーマーのほとんどが、イメージトレーニングをしていることがわかった。
実際にやってみる前に、それを頭の中で見て、感じて、経験しているのである。
彼らはまさに、「終わりを思い描くことから始める」習慣を身につけていたのだ。
トップアスリート、トップパフォーマーの習慣とは、イメージトレーニングだったのですね。
実際にやってみる前に、できる限り詳細に、始めから終わりまでを頭の中で見て、感じる。そうすることにより本番でのパフォーマンスを高めることができるのです。
「終わりを思い描くことから始める」と聞くと、長いスパンを想像しますが、短時間でのパフォーマンスにも適用できる習慣なのですね。
実行に移す前に「その場面をありありと思い描く」
イメージトレーニングはスポーツに限らず、日常のあらゆる場面で使うことができると『7つの習慣』でいわれています。
舞台に立つ前に、セールス・プレゼンテーションの前に、誰かと厳しい交渉をする前に、あるいは日常生活の中で何か目標を立てて実行に移す前に、その場面をありありと思い描く。
それを何度も、しつこいくらいに繰り返す。
緊張せず落ち着いていられる「安心領域」を想像の世界の中で広げておく。
そうすれば、実際にその場面になったとき、違和感なく平常心でいられる。
頭の中で何度も思い描く、イメージトレーニングを繰り返すことで、実際にその場面になったときに緊張せずにリラックスでき、能力に見合ったパフォーマンスを発揮することができるのです。
プレゼンテーションが抜群にうまい人は、その準備に多大な時間をかけているともいわれます。細部にわたって、終わりまで思い描くことで素晴らしい講演ができるのですね。
仮にそれほど時間が取れない状況の中でも、数十分でもイメージトレーニングをすれば、本番でのパフォーマンスは大きく異なるでしょう。
プレッシャーのかかるさまざまな場面でも、ぜひこの「終わりを思い描く」ことを取り入れていきたいですね。
まとめ
- 世界のトップアスリート、トップパフォーマーたちのほとんどが身につけている習慣が「イメージトレーニング」です。実際にやってみる前に頭の中で見て・感じ・経験する、「終わりを思い描く」ことで、本番で最大限に力を発揮しているのです
- イメージトレーニングはスポーツに限らず、プレゼンや交渉など、日常で目標を立てて行うあらゆることに有効です。ありありと、何度も繰り返し思い描くことで、実際にその場面になっときに違和感なく平常心でいられ、本来の力を出すことができます
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