6/17(日) アドラー心理学の“他者信頼”とは?信用とは似て非なるもの|朝活レポート196

朝活主催の ゆう です。

本日の朝活には初めての方4名を含む、5名の方にご参加いただきました!

今回は友人も誘って参加いただいた方もおられ、より嬉しく思いました(^^)

ほかにも医療関係、航空関係など、いろいろな業種の方にお越しいただき、お仕事の話題を中心に、話を盛り上げていただきました。

普段は聞けない仕事や趣味のお話が聞けるのは朝活という場だからこそ、と改めて実感しました。開催を続けることで自分の考え、見方もより広がっていると感じます。

今後もぜひ開催を続けていきたいと思います。

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朝活ワークの学び「アドラー心理学に学ぶ“他者信頼”の大切さ」

朝活のワークでは、『嫌われる勇気』がベストセラーとなり人気に火がついた「アドラー心理学」の内容について学びました。

アドラー心理学では良好な人間関係を築くには、「他者信頼」が大切であると教えられています。

では他者信頼とはどんなことをいうのでしょうか?

それを正しく理解するには、「信頼」と「信用」との違いを知らないといけません。

「信頼」と「信用」の明確な違い

普段は信頼と信用とを明確に区別して使うことはあまりないですよね。しかしアドラー心理学では、この2つには明確な違いがあるといわれています。

まず信用は、“条件付き”で相手を信じる、ということです。「〇〇をしてくれるなら信じる。もしそうしないなら信じない」ということですね。

反対に信頼は、無条件に相手を信じる信じる根拠のない時ですらあえて信じる、ということです。

銀行でお金を借りるのは「信用」が元になっています。「返せなくなったときのために財産を担保に入れる」という条件のもと、契約がされますね。

もし銀行が信頼したら、おそらく不良債権が多発し、大変なことになるでしょう。

信頼されれば、裏切り続けることは難しくなる

このように、銀行の場合は信用をもとにすべきですが、では人間関係ではどうすべきなのでしょうか?

人間関係でも、条件付きで相手を信じている、ということが多いと思います。裏切られて傷つきたくないのだから、当たり前ですよね。

裏切られるのを覚悟で、たとえ裏切られても信じるなんて、そんなことはできないとも思われるかもしれません。

しかし難しいからこそ、そのように相手を信頼してこそ、より強くて深い関係を築くことができる、と教えられているのです

条件付きで信じていては、相手と深く結びつくことはできないのですね。

確かに裏切られれば傷つき、つらい思いをすることになりますが、それでもなお信じれば、相手はそれ以上、裏切られなくなるのです

『生きる勇気とは何か』(岸見一郎著)にはこう書かれています。

たとえ他者が私を信頼しなくても、私は他者を信頼できる。

これは容易なことではなく、勇気がいる。

信頼は、信じる根拠のない時ですらあえて信じることだからである。

信頼される側についていえば、自分を信じる人の信頼を裏切り続けることはむずかしい

自分を信頼する人がいることを知れば、たとえ、それがただ一人であっても、その人のこの世界への見方は変わるだろう。

「たとえ失敗したとしても、うまくいかなかったとしても、それでもあなたを信じている」と、自分が人から無条件で信じてもらえたなら、どんな気持ちになるでしょうか。

とても嬉しいと思いますし、裏切ろうなんていう気持ちにはならないはずです。自分を無条件で信じてくれる人が一人いるだけでも、力がみなぎってきますね。

結果的に失敗しても、それでも相手が言葉通り信じ続けてくれれば、次こそは成功させるぞ!という思いが湧き起こります。

そうしていくと、二人の関係は非常に強固になり、深く結びついたものになるのですね。

本当に信頼するとなれば覚悟がいりますが、少しでも心がけていきたいと思いました。

まとめ

  • アドラー心理学で教えられる「他者信頼」とは、無条件で相手を信じることをいいます。対して「信用」は条件付きで相手を信じることであり、明確な違いがあると教えられています
  • 裏切られたくない、傷つきたくないという思いから、条件付きで相手を信じることがほとんどですが、無条件で信じてこそ、相手とより深いつながりを築くことができます
  • 信頼される側からいえば、無条件で自分を信じる人がいるとわかれば裏切り続けることは難しくなり、人の世界に対する見方さえ変わり得るのです

朝活に参加された方の感想

○他の業種の方とお話できて、刺激を受けました。
 また、朝から有意義な時間になったと思います。
 今日はどうもありがとうございました。

引用した書籍

生きる勇気とは何か アドラーに学ぶ

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