6/14(木)心理学勉強会 レポート42 アドラー心理学に学ぶ「ライフスタイルを変える方法①-人は“性格を変えない努力”をしている」

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ワークショップ主催の ゆう です。

今回のワークショップには初めての方5名を含む、12名の方にご参加いただきました。

多くの方にご参加いただいて、とても嬉しく思います(^^)

公務員やSEをされている方、大阪でサロンを経営されている方、芸能関連のお仕事をされている方など、いろいろな業種の方が来られ、フリートークも大変盛り上がりました。

心理学は、どんな職種の方にも興味深く映り、実際に役立つ内容なのだと改めて感じました。

ライフスタイルとは「認知行動パターン、性格」のこと

今回のワークショップのテーマは、
アドラー心理学から学ぶ「ライフスタイルを変える方法」
でした。

ライフスタイルと聞くと、普通は「生活様式」という意味で使われていますよね。
「忙しい人のライフスタイルに役立つ〇〇ができました!」など、定番の宣伝文句としてよく使われています。

しかしアドラー心理学ではそういう意味では使われていません。
認知行動パターン、もっと一般的にいえば、「性格」という意味で使われているのです。

人それぞれ、さまざまな行動パターン、性格を持っていますよね。

もし仮に今が幸せでないとすれば、その原因はやはり性格にあるんじゃないか、と思われる方も多いと思います。

私自身も高校時代は内気な性格であることに悩んでいました。
内気だから話しかけても無視されるのではないかと恐れ、友達をつくれずにいたのです。

そんなときに、「こんな内気な性格でなければよかったのに。もっと明るい性格になれば、もっとた楽しい高校生活を送れるのに」と思っていました。

このように性格について悩んでいる方は多いと感じます。

では性格は変えられるものなのでしょうか?
先天的なものであり、変えられないのではないでしょうか?

アドラー心理学では性格についてどう考えられているのでしょうか。

性格は変わりやすいが、“変えないための努力”をしている

このライフスタイルについてアドラー心理学での見解を、アドラー心理学のパイオニアといわれる野田俊作さん(日本アドラー心理学会 初代会長)はこう語られています。

私はこう思うんです。

性格は本当はとても変わりやすい

ただ、人間は、自分の性格を変えないための能動的な努力を絶えずやっている

だから変わらない。

(中略)

人間は一般に、自分の性格を変えたがらないということです。

「変わらない」「変えられない」のではなくて「変えたくない」のです

(『性格は変えられる (アドラー心理学を語る1)』野田俊作著 より引用)

野田さんがいわれるのは、

性格は変えられる、
が、人間は性格を変えないための能動的な努力をやっている。
意識的には「変えたい」と思っていても、無意識的には「変えたくない」と思っている、

ということですね。

実際に、「性格を変えたいです」と言って野田さんのカウンセリングを受けに来たものの、数回のカウンセリングのあとに、「性格を変えるくらいなら、今のままでいいです」と言ってそれ以降来なくなる、という人も一人や二人ではないそうです。

「いやいや、性格を変えに来たんでしょ!」とツッコミたくなりますが、「性格を変えたい」のがその人の本音ではなかった、ということですね。

本音は「すぐに変えられるなら変えたいが、時間がかかったり、イヤな思いをしたりするくらいなら、今のままでいい」と思っていたり、「今の性格のままでいることを正当化してもらいたい」とお思っていたりするのでしょう。

なぜ人は「性格を変えたい」と言いつつも、無意識的には「変えたくない」と思っているのか?
性格を変えないための能動的な努力をわざわざやっているのか?

次回はその理由をより掘り下げていきたいと思います。

引用した書籍

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