『超・箇条書き』から学ぶ伝える技術⑧「物語化のポイント1-興味を掻き立てる“イントロづくり”」

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朝活主催の ゆう です。

『超・箇条書き』(杉野幹人著)の内容を参考にさせていただき、わかりやすく話を伝えるために不可欠な“箇条書き”のスキルをご紹介しています。

魅力的に、そして伝えたいことを一瞬で理解してもらえる「超・箇条書き」に必要なスキルは、以下の3つです。

  1. 構造化
  2. 物語化
  3. メッセージ化

前回から、2つ目のスキルである「物語化」についてお話ししています。

前回の記事はこちら

前提となるのは、全体像をスッキリさせ、その箇条書きが何を言わんとしているかを一瞬で理解してもらえるようになっていることです。そのための技術が1つ目の「構造化」でした。

しかしそれだけでは「超・箇条書き」としては不十分であり、さらに相手が思わず読みたくなるような、関心を引くような工夫(=物語化)も必要なのです。

「物語化」に欠かせないのが相手が「おっ!」と思うような、関心を引く仕掛けである「フック」です。フックがあることで、相手の興味は持続し、最後まで読んでもらえるのですね。

そのフックをつくるコツとして

  1. イントロづくり
  2. MECEくずし
  3. 固有名詞を使う

の3つが紹介されています。

今回はフックをつくる1つ目のコツである「イントロづくり」を詳しくお話しします。

イントロづくりのポイントは、“相手の期待”に答える

「イントロづくり」のイントロとは、箇条書きでいえば「最初の文」のことです。箇条書きで最も大切なのはこの最初の文であるといわれています。

インターネットの記事や動画でも、タイトルや見出し、最初のシーンが面白くて惹きつけられるものだと、どんどん続きを読みたくなったり見たくなったりします。反対に、タイトルや見出し、はじめのシーンに魅力が感じられないと、パッと閉じてしまうでしょう。

それと同様に、箇条書きでもイントロで興味を引くことができないと、その後の文を読んでもらえなくなってしまいます。
いかにイントロを工夫するかが重要です。

では、イントロでは何を伝えればいいのでしょうか?

それは「相手が期待していること」だと指摘されています。
最初に期待していること、結論を言ってもらえると、なぜそう言えるのかの理由が聞きたくなりますね。

それとは逆に、背景が長々と説明されるばかりで、なかなか結論が言われないと、読んでいるほうはイライラしてしまうでしょう。

例:企業の採用面接での回答のケース

例として、企業の採用面接で、面接官から「あなたの強みは何ですか?手短に答えてください」と言われた、という場合が挙げられていました。

以下の2つの回答があったとすると、どちらがイントロづくりに成功しているといえるでしょうか?

パターンA

  • 学生だった10年ほど前より英会話学校に通い、英会話の基礎を身に付けました
  • 英会話の基礎があったので、5年ほど前より、前職で30社以上の海外企業との提携を担当しており、それを通じて、英語での交渉力を身が続けています
  • 私の強みは、海外企業相手の英語での交渉力です

パターンB

  • 私の強みは、海外企業相手の英語での交渉力です
  • 英会話の基礎があったので、5年ほど前より、前職で30社以上の海外企業との提携を担当しており、それを通じて、英語での交渉力を身が続けています
  • 学生だった10年ほど前より英会話学校に通い、英会話の基礎を身に付けました

順番が異なっているだけで、3つの文の1つ1つは完全に同じです。しかしパターンBのほうが面接官に好印象を与えられるでしょう。

それは、忙しい面接官にとって期待していることは質問へのダイレクトな答えであり、イントロで質問に答えているのがパターンBだからですね

パターンAのように背景から説明されては、質問の答えがハッキリと見えてこなく、聞いているほうはイライラしてくるかもしれません。

例の場合は全体としても短いですが、詳細な背景説明なら入り、長々と話をしていては、面接官に途中で遮られ、「そのような説明は結構ですので、強みだけを答えてください」と言われる可能性があります。これでは印象はマイナスですね。

このように、相手が期待していることを推測し、それをイントロに入れることで、相手の関心を醸成でき、最後まで読んでもらえるようになります。

次回は、前回紹介した新入社員Aさんの箇条書きを例にして、相手の関心を引く「イントロづくり」をご紹介します。

続きの記事はこちら

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