『超・箇条書き』から学ぶ伝える技術⑦「魅力を倍増させ、相手をグッと惹きつける“物語化”」

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朝活主催の ゆう です。

『超・箇条書き』(杉野幹人著)の内容を通して、相手にわかりやすく話を伝えるためのスキルをご紹介しています。

『超・箇条書き』では、短く、魅力的に伝えられる箇条書き(=超・箇条書き)こそ最強のツールであること、そして普通の箇条書きを魅力あふれるものにするための具体的な技術が多く紹介されています。

その「超・箇条書き」の技術とは大きく分けて

  1. 構造化
  2. 物語化
  3. メッセージ化

の3つです。

前回までは、1つ目の「構造化」についてお話ししました。

前回の記事はこちら

今回から2つ目の技術である「物語化」をご紹介していきます。

構造化だけでは不十分 相手の関心を引く「物語化」とは?

単に情報を羅列するだけでは、相手に情報処理させる負担をかけてしまいます。

一瞬で相手にこちらが何を言いたいかを理解してもらうための技術が「構造化」でしたね。
構造化することで全体像がスッキリし、相手は短時間でその箇条書きが何を意味するか、わかるようになります。

例えば、新入社員Aさんのつくった以下の例が『超・箇条書き』で挙げられていました。

  • 4つの改善策をとる
    • 大口の顧客には、先輩社員に協力をしてもらって価格交渉し、販売単価を上げる
    • 中堅の顧客には、関連商品も併せて提案し、販売数を伸ばす
    • 小口の顧客には、今までどおりにコンタクトをとり、販売を促進する
    • 超小口の顧客には、今までどおりにコンタクトをとり、販売を促進する
  • 結果として、目標とする営業成績は売上3億円である

この例では、「改善策」→「目標」と、全体の流れが明確であり、改善策の箇条書きでもガバニング(4つある、という宣言)が使用され、情報が整理されています。

構造化されているため理解はしやすいです。しかし構造化だけでは「超・箇条書き」として不十分であるのです。

本にはこう書かれています。

相手が「聞きたい」「読みたい」と思ってくれるように、関心を引くものでなくてはならない

そのためには相手が置かれている状況、すなわちコンテキスト(文脈)を考えて箇条書きをつくらなくてはならない。

そうしてはじめて、人を引きつける生々しい箇条書きになるのだ。

(『超・箇条書き』より引用)

例の箇条書きは全体像はハッキリしているものの、相手が思わず読みたくなるような、関心を引くような工夫がされていません。それでは途中で読んでくれなくなり、伝えるべきを伝えられないのですね。

相手の関心を引き、魅力的な箇条書きにするための技術が「物語化」なのです。

物語化に必要なのは「フックをつくる」

では物語化をするために必要なものとは何でしょうか?

それは「フックをつくること」と指摘されています。

フックをつくるとは、相手は何に関心があるのかを踏まえたうえで、相手が「おっ!」と身を乗り出したり、ドキッとしたりするような仕掛けを箇条書きに埋め込むことです。

この仕掛けは全体の流れに埋め込んでも、文の一部に埋め込んでもどちらでも良いといわれています。

このフックをつくることで、相手は惹きつけられ、その箇条書きを最後まで読んでくれるようになるのですね。

ではこのフックをつくるには、具体的にどうすればいいのでしょうか?

そのための3つのコツとして

  1. イントロづくり
  2. MECEくずし
  3. 固有名詞を使う

が紹介されています。

次回以降、このコツの1つ1つを詳しくお話ししていきます。

続きの記事はこちら

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