構造化のポイント5-簡単なのに効果の大きい“ガバニング”の技術|『超・箇条書き』から学ぶ伝える技術6

朝活主催の ゆう です。

『超・箇条書き』(杉野幹人著)の内容を参考にさせていただき、わかりやすく話を伝えるための「箇条書き」のスキルを紹介しています。

箇条書きは短く、魅力的に伝えることもできるツールです。
しかし、単に情報を羅列するだけでは、伝えたいことを短時間で明確に伝えるのは難しいです。

その箇条書きを短く、魅力的に伝える「超・箇条書き」にするためには、そのための技術を学び、施す必要があるのですね。

「超・箇条書き」のための技術は

  1. 構造化
  2. 物語化
  3. メッセージ化

の3つがあり、1つ目の「構造化」について続けてお話ししています。

「構造化」は、箇条書きの全体像をスッキリさせ、伝えたいことを一瞬で理解してもらうための技術です。

構造化をするためには、以下の3つの工夫があります。

  1. 自動詞と他動詞を使い分ける
  2. 「直前と並列」で時間軸を整える
  3. ガバニング

前回は、2つ目の工夫である「『直前と並列』で時間軸を整える」について詳しくご紹介しました。

前回の記事はこちら

構造化のポイント4-“直列”と“並列”で時間軸を整える|『超・箇条書き』から学ぶ伝える技術5
朝活主催の ゆう です。 『超・箇条書き』(杉野幹人著)から、短く、魅力的に伝える箇条書きの技術をご紹介しています。 短く、魅力的に伝える技術は大別すると、 構造化 物語化 メッセージ化 の3つです。...

今回は3つ目の工夫である「ガバニング」についてです。

スポンサーリンク

ポイントの宣言で全体像が明確に!「ガバニング」の技術

ガバニングは直訳すると「統制する」などの意味があります。

たとえば、文章でもプレゼンでも、伝えたいポイントが3つあるときに、先に「ポイントは3つあります」と宣言すること。それがガバニングです。

前回の記事でも紹介した、新入社員が上司に報告する箇条書きの例を見てみましょう。

  • さまざまな問題点が議論された
    • 營業の人員が足りていない
    • 手強い競合商品があるため苦戦している
    • コールセンターでの問い合わせ対応のトレーニングが間に合わない
  • さまざまな対応が決まった
    • マーケティング部が営業部に期間限定でスタッフを貸し出す
    • それ以外のことは、営業部が経営会議に報告して打ち手を仰ぐ

前の2つの工夫(自動詞と他動詞を使い分ける、「直前と並列」で時間軸を整える)により、「問題」→「対応」というつながりがハッキリし、問題解決のプロセスを伝えたい、ということもよくわかる箇条書きになりました。

ここでさらにガバニングの技術を使うことで、よりわかりやすい箇条書きになります。

具体的には、一段目の「さまざまな」という部分に曖昧さが残っているため、ここを「3つの問題点が議論された」「2つの対応が決まった」とすることで、読んだ側の情報処理が楽になり、また印象にも残りやすくなるのでしょう。

ちょっと工夫であり、簡単な技術ですが、その効果は大きく、これをやらない手はありませんね。

世界中で使われる、多用途なガバニングの技術

ガバニングは箇条書きだけでなく、プレゼンやスピーチなどコミュニケーションにおいても世界中で使用されています。

有名なのは、アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズがスタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチです。

このスピーチの冒頭で「私はみなさんに、人生で学んだ3つのことをお話ししたいと思います」と宣言されてからスピーチが始まっています。まさにガバニングの技術が使われているとわかりますね。

こうしてポイントを宣言してもらえると、話に惹きつけられますし、聞いている側にとっては全体像が見えやすく、理解がしやすくなります。
反対に宣言がないと、聞く側には全体像がわかりづらく、「結局、何を言いたいのだろう?」とか「どこまで話が続くんだろう」という思いが出てきて、話に集中しづらくなるでしょう。

箇条書きだけでなく、プレゼンやメールでの報告など、いろんなところに応用していきたいですね。

続きの記事はこちら

魅力を倍増させ、相手をグッと惹きつける“物語化”|『超・箇条書き』から学ぶ伝える技術7
朝活主催の ゆう です。 『超・箇条書き』(杉野幹人著)の内容を通して、相手にわかりやすく話を伝えるためのスキルをご紹介しています。 『超・箇条書き』では、短く、魅力的に伝えられる箇条書き(=超・箇条書き)こそ最強のツールである...

スポンサーリンク

スキルアップ術超・箇条書き
この記事を書いた人
南 雄一郎

スキルアップ!勉強会 主催者。
2014年から都内のカフェでコミュニケーションのスキルを上げるための勉強会を開催していました。
2016年からは、対人関係でのスキルを心理学から学ぶ勉強会をメインに開催しています。
勉強会の開催数は累計200回以上です。

南 雄一郎をフォローする
スキルアップ!勉強会 東京