ワークショップ主催の ゆう です。
今回のワークショップには初めての方3名を含む、7名の方にご参加いただきました^^
三寒四温といわれる通り、最近は暖かくなったと思ったらまた寒くなってと、不安定な天候で、体調管理が難しいですね…。
そんななかでしたが、多くの方にご参加いただき、ありがたく思います(>_<)
先々週のワークショップに来られた方が、職場の同僚を誘われて2回目のご参加でした。
紹介いただいけるのはとても嬉しいですね。
「また参加したい、友人にも紹介したい」とより思われるようなワークショップ開催を心がけていきます!
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対人関係の悩みを解消する「課題の分離」とは
今回のテーマは、
アドラー心理学から学ぶ「対人関係が激変する“課題の分離”」
でした。
前回のレポートでは、
アドラー心理学では、人間の悩みはすべて対人関係の悩みである、といわれていること、
そしてその悩みを解消するための便利な生き方がアドラー心理学に教えてられていること、
その便利な生き方とは「課題の分離」ができている生き方である、ということをお話ししました。
前回ご紹介したレポートはこちら

これができていれば、対人関係のトラブルを引き起こすことなく、他者との良好な関係を築けるというのが、「課題の分離」です。
「課題の分離」のステップは
- これは「誰の問題か」を問う
- 自分の課題と相手の課題を切り離す
の2つです。
そのステップとはそれぞれ具体的にどんなことか、見ていきたいと思います。
“LINE既読スルー問題”で考える「課題の分離」
あなたはLINEはされているでしょうか?
コミュニケーションツールの主流になっていて、されている方が多いと思います。
LINEといえば、メッセージが既読になっているかどうか表示させる機能があります。
そこから生じたのが「LINE既読スルー問題」ですね。
相手にメッセージを送って、既読になっているのに、返信が来ない…。
返信を求めないメッセージならまあいいのですが、問題は、返信をしてほしいのに、まったく返って来ないときです。
返信が来ないことにヤキモキ、イライラしてしまったことは、1回や2回ではないでしょう。
このとき、ヤキモキ、イライラしてしまうのは、「課題の分離」ができていないということです。
ヤキモキ、イライラを解消するには、何が自分の課題で、何が相手の課題であるのかを見極め、切り離すことです。
まず、相手の課題は何でしょうか?
それは「メッセージに対して、返信をするかどうか」ですね。
相手のスマホを奪って代わりに自分が返信をする、ということはできません(仮にそうしたとしても、無意味ですね)。
では自分の課題とは何かというと、「メッセージが来ないことに自分がどう対応するか。自分にできることをする」ことです。
相手の課題 | 自分の課題 |
返信をするかどうか | メッセージが来ないことにどう対処するか |
この際に気をつけないといけないのは、「相手の課題に介入してはならない」ことです。
「課題の分離」の基本ルールが、「他者の課題に介入しないこと」なのですね。
他者の課題に土足で踏み込むと、トラブルが起こる
課題に介入するとは、「LINE既読スルー問題」でいうと、相手に無理やり返信させるよう仕向けるような行為ですね。
ついやってしまうのが、「どうして返信してくれないの?返信しないなんて、おかしい」と相手を批判したり、責めたりすることです。
返信してくれないことに対して、当然、責めたくなる気持ちが出てきますが、それを相手にぶつけてしまうのは、課題への介入になってしまいます。
相手を責めることで、相手が素直に言うことを聞いて返信してくれるならいいのですが、そう うまくいくことはめったにないですよね。
うまくいくどころか、相手はますます返信したくなくなったり、逆ギレをしてしまったりするかもしれません。
相手を問い詰めたり、一方的に責めたりするのは逆効果になることがわかります。
ではどうすればいいかというと、返信をしてもらえるような工夫を自分がする、というのが1つの方法です。
相手がより興味を抱くようなメッセージ内容にするとか、相手が返信しやすい時間にメッセージを送るとか、そして普段から信頼を高めるようなことをする、などが有効でしょう。
普段、相手からのメッセージへのレスポンスが遅いのに、自分が送ったメッセージへの返信が遅いのにイライライするのは筋違いですね。
普段の自分の行為を振り返り、反省する機会とし、今後、信頼を築く行為に努めていきたいところです。
また、ほかの有用な方法として、「自分の気持ちを伝える」というものがあります。
これについては次回、ご紹介していきます。
まとめ
- 対人関係のトラブルを起こすことなく、良好な関係を築ける方法が「課題の分離」です。そのステップは、以下の2つです
- これは「誰の問題か」を問う
- 自分の課題と相手の課題を切り離す
- 例えば、LINEの返信がなくてイライラしてしまうのは、課題の分離ができていないからです。この場合の相手の課題は「メッセージに対して返信するかしないか」であり、自分の課題は「返信がないことにどう対処するか、自分にできることは何か」です
- 他者の課題に介入する(この場合、返信をしない相手を責める)と、相手はますます責められたことをしたくなくなります。相手を問い詰める、批判するのは逆効果であり、課題には介入せず、自分にできること(返信したくなる工夫をする)に集中すべきなのです
勉強会に参加された方の感想
○自己と他者の課題を区分し、問題を明確化して解決するということが大変勉強になりました。
本日もありがとうございました。
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