朝活主催の ゆうです。
本日のカフェ勉強会には、初めての方お1人を含む、4名の方にご参加いただきました☆
私は石川県の出身なのですが、同じ県で、しかも最寄り駅も同じ方にお会いでき、びっくりしました!
同県出身の方とは東京でも何人か会ったことがありましたが、こんなに近くに住んでいた人とは初めてですね。 新鮮な気持ちになりました^^
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「叱る」も「ほめる」も勇気づけにならない?
今回の勉強会のテーマは
アドラー心理学に学ぶ「良好な人間関係を築く“勇気づけの方法”」
についてでした。
「勇気づけ」は、何度かブロクでもご紹介している内容です。
「勇気」とは、人間が健康的に建設的に生きていくのに絶対必要な要素である、とアドラー心理学でいわれています。
「生きる勇気」を失ってしまうと、対人関係で悩み、トラブルを起こし、精神的に健康に生きていくことが困難になります。果ては、生きてことに疲れ、自殺さえもしてしまいかねません。
だからこそ、お互いを勇気づけていくことが大切になってきます。
ではどうすれば相手を勇気づけることができるのでしょうか?
勇気づけているつもりで、実は勇気を奪ってしまっている行為、勇気くじきとなる行為があります。
それは「叱る」こと、「ほめる」ことでした。
なぜそれらが勇気くじきとなってしまうかについては、前々回と前回の記事で紹介しますので、ぜひお読みください。
「叱る」の内容はこちら

「ほめる」の内容はこちら

「叱る」のは欠点を指摘することであり、叱ると必ず相手との関係が悪くなってしまいます。相手の敵となれば、もう相手を勇気づけることなどできません。
「ほめる」ことは縦の関係をつくってしまいます。
ほめられている間は、相手は適切な行動をしようとしますが、いったんほめられなくなると適切な行動をしなくなってしまいます。さらには不適切な行動さえもしてしまいかねません。
「叱る」ことも「ほめる」ことも相手の勇気をくじくことになるなら、相手を勇気づけるにはいったいどうすればいいのでしょうか?
あなたはどう言われると、勇気づけられますか?
何が勇気づけになるのか、具体的に考えてみましょう。
アドラー心理学のパイオニアである野田俊作さんの著書『勇気づけの方法』に、以下のように書かれています。
今日は旦那さんの誕生日で、手のこんだ料理をつくって旦那さんの帰りを待っている。
旦那さんが帰ってきました。
さて、どう言ってくれるとうれしいですか。
女性なら旦那さんや彼氏さん、男性なら奥さんや彼女さんのために手の込んだ料理をつくり、それを食べてもらって、何と言ってほしいのか?
皆さんもぜひ、考えてみてください。
続けてこう書かれています。
「偉いね、頑張ったね」って言われるのもいや、
黙ったままもいや、
でも「おいしいね」と言われるのはうれしいですね。
また、「ありがとう」とか「うれしいな」とかいうメッセージがくると、勇気づけられるでしょう。
よし、またおいしいものをつくってあげようという気になる。
「偉いね、頑張ってね」は、ほめることですね。まさに上から目線の発言であり、縦の関係から発せられた言葉です。
これでは、奥さん(あるいは旦那さん)の料理をつくる意欲も下がってしまいますね。「偉いね、じゃないわよ!何様なの!?」とさえ、思われてしまうかもしれません。
そうではなく、
「おいしいね」
「ありがとう」
「うれしいな」
と言われると、勇気づけられると思います。
なぜそう言われると嬉しくなるのか、それが勇気づけになるのか?
それについては次回、詳しくお話ししていきます。
まとめ
- 人が健康的に前向きに生きていくのに絶対必要な要素が「勇気」といわれています。生きる勇気を失えば、対人関係で悩みが起きやすく、精神的な健康に害が生じてしまいます
- 相手を勇気づけているつもりで、実は勇気をくじいている行為が「叱る」こと、「ほめる」ことです。いずれも相手を自立(自ら進んで他者貢献の活動をすること)から遠ざけてしまうのです
- 相手を勇気づけるには、料理をつくってもらったことに対しては「おいしいね」「ありがとう」「うれしいな」という、感謝やお礼、喜びの言葉を伝えることです
カフェ勉強会に参加された方の感想
○日々の生活を振り返り反省でき、参加してよかったです。
○日々忘れがちな大切な価値観を見直すきっかけとなりました。
続きの記事はこちら

引用した書籍
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