朝活主催の ゆうです。
3連休の初日は朝活に続き、有楽町のカフェで勉強会をしました!
今回は初めての方お2人を含む、5名の方にご参加いただきました☆
以前開催した勉強会に参加された方と、約1年ぶりにお会いできたサプライズもありました^^
勉強会では、具体的な質問を通してのディスカッションも白熱しました!
ディスカッションをすると、一方的に話したり聞いたりしているのと違って、双方に理解が深くなると感じます。
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健康に、建設的に生きていくのに大切な「勇気」
今回のテーマは
「良好な人間関係を築く“勇気づけ”」
でした。
「勇気づけ」という言葉は、アドラー心理学で特に使われています。アドラー心理学は「勇気の心理学」といわれるほど、勇気が重要視されています。
それは、私たちが精神的に健康に、建設的に生きていくのに必要なものが「生きる勇気」だからです。
「生きる勇気」を失ってしまうと、
対人関係で傷つくのを恐れて引きこもってしまったり、または適切な行動をやめて不適切な行動に走ったり、
あるいは対人関係でトラブルを起こしてケンカをしてしまったり、それが深刻化すれば自殺をしてしまったりなど、
さまざまな問題が起きてしまいます。
だから相手を勇気づける、また相手に勇気づけてもらう、そして自分自身を勇気づけることが健康に生きていく上でとても大切なのですね。
ではどうすれば相手を勇気づけられるのでしょうか。
勇気づけているつもりで「勇気くじき」になる行為
私たちは相手を勇気づけているつもりで、実は相手の勇気をくじいてしまいがち、といわれています。
それは、本当は相手の勇気を奪う「勇気くじき」となる行為なのに、それが勇気づけになると思ってやっていることがあるからなのです。
実は勇気くじきとなる行為は、「叱ること」と「ほめること」といわれます。
こう聞かれて、驚かれた方もいるかもしれません。
叱咤激励もいわれるように、ふつうは叱ることで相手を奮起させられると思いますし、また、ほめることで相手のやる気をアップさせられるように思うからです。
ところがアドラー心理学では「叱る」ことも「ほめる」ことも、ともに「勇気くじき」になると教えられているのです。
それはどうしてなのでしょうか。
叱ることが勇気くじきになる理由
まず叱ることについて、アドラー心理学のパイオニアといわれる精神科医の野田俊作さんはこのように語られています。
相手を叱ると、必ず勇気をくじきます。
なぜかというと、叱られるというのは欠点を指摘されているわけですよね。
欠点を指摘されたらうれしいですか。うれしくないですね。
(中略)
相手にとっていやな人間になってしまったら、勇気づける力がなくなります。
だから勇気づけようと思ったら、相手の味方でなければならない。
(『勇気づけの方法 (アドラー心理学を語る4)』より引用)
叱るということは欠点を指摘するということで、欠点の指摘は嫌なことであり、勇気がくじかれてしまうのですね。
そして勇気づけの大前提は「相手の味方でいること」なのですが、欠点を指摘する人はとても相手の味方となることができず、敵になります。
相手から敵と思われれば、どんな言葉も悪意に解釈してしまいますので、相手を勇気づけることができなくなってしまうのですね。
これが叱ることが勇気くじきになる理由です。
それでは次に、「ほめること」がどうして勇気くじきになるのか。その理由は次回のレポートでご紹介します。
まとめ
- アドラー心理学は「勇気の心理学」ともいわれ、勇気が最重視されています。生きる勇気を持ってこそ、精神的に健康に、建設的に生きていくことができます。ゆえにお互いを勇気づけることがとても大切です
- 勇気づけているつもりで、実は勇気をくじく行為が「叱る」こと、「ほめる」ことです。叱るのは相手の欠点を指摘することであり、必ず勇気をくじきます。そうして相手にとっていやな人になり、味方でなくなれば、ますます勇気づけることが難しくなるのです
カフェ勉強会に参加された感想
アドラー心理学の理論の話で終わらず、具体的なアクションの方法として仏教の教えをご説明いただけたので、明日から実践してみたいなと思えました。
(30代・女性)
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引用した書籍
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