朝活主催の、ゆうです。
今日の朝活には初めての方3名を含む、5名の方にご参加いただきました(^^)
初対面ながら、明るい方ばかりで、すぐに打ち解けることができたと思います。とても充実した休日の朝になりました。
今回は千葉や茨城から来ていただいた方もありました。ちょうど都内で用事があったそうで、その前に参加できるものはないかと探されていたそうです。
ちょっとした時間でも参加でき、交流も広められる朝活になっていると実感し、嬉しく思いました^^
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朝活ワークの学び「叱ることは良い指導?悪い指導?」
朝活のワークでは、アドラー心理学で教えられる「勇気くじき」について学びました。
唐突ですが、運動系の部活動で、教え子を「叱る」のは良い指導だと思われますか? それとも悪い指導だと思われますか?
先生やコーチに厳しく指導された経験のある方も多いでしょうし、一般的には厳しく叱ることは必要なことのように思われていると思います。
しかしアドラー心理学では、叱ることは勇気(困難に立ち向かおうとする力)をくじく行為であり、厳しく指導すれば子どもたちから勇気を奪うことになる、といわれています。
勇気を奪われてしまうと、部活動でいえば、子どもたちが自立した練習をすることはなくなってしまいます。
実際にこんなことがあったと、『アドラー心理学入門』に書かれています。
小学生のドッジボールの全国大会の予選から決勝までの様子を追った番組がありました。
その中であるチームのエース級の選手が足を怪我したことが紹介されていました。
それでも練習に参加したいと思って練習場に現れた彼にコーチはいいます。
「お前、何しにきた? お前は誰だ?」と。レポーターが驚いて後で、「先生、どうしてあんなことをいわれたんですか?」とたずねました。
コーチは答えます。
「私だってあんなことはいいたくはなかった。でもああいえば奮起すると思った」
(岸見一郎著『アドラー心理学入門』から引用)
このコーチは典型的な「叱るコーチ」でした。ケガを押して練習に参加した子を突き放してしまったのですね。
コーチは「奮起すると思った」と語っていますが、この場合、ケガをした子に勇気が残っていなければ、ひどく落ち込み、立ち直りまで時間がかかってしまうでしょう。
ついでながらレポーターは、優勝したチームの取材にも行ったそうです。そのときの様子が続けてこう紹介されていました。
後に優勝することになったチームの取材に行ったレポーターは驚きました。
子どもたちが練習している体育館には監督もコーチもいなかったからです。
校内を探すとコーチがいました。
畑を耕していました。
驚いたレポーターはたずねます。いいのですか、こんなところにいて、と。
「いいのです、あの子たちは私た ちがいなくても自分でちゃんと練習していますから」
コーチの役目は子供達の自立心を育むこと
畑を耕していたという、優勝チームのコーチの行動には驚かされますね。
コーチが練習も見ずに畑を耕していていいのかと普通は思いますが、コーチは子どもたちのことを信じ、自立心を育んでいるのですね。
反対に、子どもたちのことを叱ってばかりでは、子供たちからは自立心が奪われ、鬼コーチが見ている間は叱られないように一生懸命練習するかもしれませんが、コーチの目の届かないところでは手を抜いたり、サボったりするようになるかもしれません。
コーチの役目は、どうすれば上達できるかの方法を教え、子供達のやる気を引き出し、自立した練習ができるようにと導くことだと、エピソードを通して知らされます。
これは部活動の話ですが、子育てや職場でも同じことがいえると思います。
職場での場合、上司の役目は部下を一方的に厳しく叱りつけるではなく、部下のやる気を引き出し、積極的に仕事をしていくように導くことなのですね。
そのためには、部下の長所を見つけて認めたり、また仕事への取り組み、プロセスに注目したりすることが必要です。そうすれば相手はどんどんとやる気になっていくでしょう。
勇気をくじくのではなく、勇気づける行動をぜひ実行していきたいですね。
まとめ
- アドラー心理学では、「叱る」ことは勇気をくじく行為であると教えられています。勇気が奪われると、自発的に行動しなくなり、自立から遠ざかってしまうのです
- ドッジボールの全国大会で優勝したチームでは、コーチがその場にいなくても、子供たちは一生懸命に練習をしていたのです。厳しく叱りつけるのではなく、どうすれば上達できるかを教え、子供たちのやる気を引き出し、自立して練習をできるようにするのがコーチの役目といえます
- 部活動だけでなく、職場での関係も同様に、一方的に叱るのではなく、部下の長所を認めたり、仕事のプロセスに注目したりするなど、部下のやる気を引き出すのが上司の役目といえるでしょう
朝活に参加された方の感想
○アットホームで楽しかったし、勉強になった🙂
○知らない人と楽しく話しができました。
また、参加したいので次回いつ開催されるのか知りたいです。
○朝から意外とテンション上がりました。またよろしくお願いします。
引用した書籍
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