3/18(土) 石鹸のセールスマンが大成功に至った教訓「自分の犯した過ちを記録し、自己批判せよ」|朝活レポート172

朝活主催の、ゆうです。

今日の朝活には初めての方4名を含む、5名の方にご参加いただきました☆

初参加の方が多く、主催も緊張しましたが、みなさん明るい方ばかりで、時間が経つにつれて緊張もなくなり、充実した朝活になりました^^

3連休最初の日、とてもいいスタートが切れたと思います。

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朝活ワークの学び「『道は開ける』-思うようにならないことへの解決策とは?」

仕事でも人間関係でも、すべてが順調、というときは少ないですよね?

いろいろうまくいかなくなることは多いと思います。

思うようにならないものごとに対して、みなさんはどのように解決されているでしょうか? 画期的な解決策があるなら、知りたいですよね。

世界的ベストセラーである『道は開ける』に書かれていたエピソードがそれを教えてくれました。

そのエピソードは『道は開ける』の著者であるD・カーネギーの知人、E・H・リトルの話です。

リトルは石鹸のセールスマンをしていたのですが、あまりに注文が取れないために失業するのではないかと不安でたまりませんでした。

石鹸の品質にも価格にも、問題は見当たりません。彼は何が原因と考えたのでしょうか?

E・H・リトルを大成功に導いた行動

『道は開ける』にはこのように書かれています。

石鹸にも価格にも問題などないのだから、きっと自分に問題があるのだと彼は思い当たった。

契約が取れないときには、いったい自分のどこが間違っているのか考えながら街を歩き回ったという

自分の売り方がまずいのだろうか?
自分は熱意に欠けているのだろうか?

ときには、失敗した相手の元に話を聞きに戻ることもあった。

「また石鹸を売ろうと戻って来たわけではないのです。ご意見とご批判とを伺いに来たのです。

さっき、なぜ私から石鹸を買う気になれなかったのか、お聞かせ願えないでしょうか?

あなたは私よりもずっと経験も実績も豊富にお持ちです。

どうかご遠慮なく、率直なご批判をお聞かせください」

これにより彼は多くの友人と、かけがえのないアドバイスの数々を得ることができたという

石鹸が売れない理由は自分にあると彼は考え、その原因が何であるかを熟考しました。さらにそれにとどまらず、失敗した相手に聞きに行くことさえあったのです。

かけがえのないアドバイスを得たリトルはやがて、世界最大級の石鹸メーカー、コルゲート・パーモリーブ・ピート社の社長になったそうです

失敗したときこそ自己に目を向け、批判する

私たちはうまくいかないことがあると、相手や周りの人、環境などの「自分以外のもの」のせいにしがちです。

「相手の見る目がなかった」
「周りが余計なことをしたから失敗した」
「そもそも今の時代が悪いのだ」
など。

失敗の原因が自分にあるとはなかなか思えないですし、思いたくもありません。まして人に自らの欠点を聞く気にはなれないですよね。

しかしE・H・リトルは自己と徹底的に向き合い、さらには自分への批判を他者に求め、それを真摯に受け止めて、見事な成功を収めたのです

『道は開ける』には

自分の犯した愚かな過ちを記録し、自分自身を批判すること。

完全な人間など誰もいないのだから、E・H・リトルを見習い、偏見のない有益かつ建設的な批判を人に求めてみるといい。

と結ばれています。

他人のせいにしたい気持ちいっぱいの私たちですが、失敗しときはまず、自分自身に目を向けること、さらに人にアドバイスを積極的に求め、前向きに受け止め、自己を改善していきたいですね。

まとめ

  • のちに世界最大級の石鹸メーカーの社長となったE・H・リトルは、石鹸が売れなかった原因を自分自身に求め、さらには失敗した相手の元に戻って批判を聞かせてほしいと頼み、アドバイスを受けたのでした
  • うまくいかないことがあると自分以外のものに原因を求めてしまいがちですが、自分への批判を集めてそれらを真摯に受け止めたE・H・リトルのように、自分自身の過ちを記録して自己を批判すること、また周囲に建設的な批判を求めることをしていきたいです

朝活に参加された方の感想

◯プレゼン力を向上させたいと思い参加しました。
 プレゼンで上手く話す方法など教えてもらえて勉強になり、参加してよかったです。

◯朝活は初めてでしたので、いろいろな職種の方といろいろ話せて勉強になりました。

引用した書籍

道は開ける 文庫版

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勉強会レポート
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はじめての方にもわかりやすいワークショップです。
いろいろな職種の方も参加されていて、交流を深めることもできます。

この記事を書いた人
南 雄一郎

スキルアップ!勉強会 主催者。
2014年から都内のカフェでコミュニケーションのスキルを上げるための勉強会を開催していました。
2016年からは、対人関係でのスキルを心理学から学ぶ勉強会をメインに開催しています。
勉強会の開催数は累計200回以上です。

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