朝活主催の、ゆうです。
スキルアップ!朝活では、スキルアップのワークを行い、自分の伝えたいことを相手に淀みなく伝える力、関心を惹きつけて話ができる力を身に付けています。
朝活のワークの前に『世界最高のプレゼン術』(ウィリアム・リード著 角川書店)を参考にしたプレゼン術を紹介していますが、朝活中では伝えきれないことをこの記事で紹介しています。
世界最高のプレゼン術 World Class Speaking (ノンフィクション単行本)
前回は、プレゼンのコンテンツの四本柱で最も重要である「オープニング」について話をしました。
前回の記事はこちら

今回は、オープニング後のコンテンツを作成する上で、大事な要素をお伝えします。
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心に響くコンテンツづくりに重要な5つの要素
オープニングで聞き手に関心を持ってもらえなければ、その後に素晴らしいプレゼンができたとしても、聴衆には聞き流されてしまう可能性があります。
それでは実にもったいなく、プレゼンのそもそもの目的も果たすことができないため、オープニングで聴衆を惹きつけることはとても大事ですよね。
聴衆を惹きつけるには、
- 相手の目線の質問を投げかける
- そして考えさせる
- その上で、相手に希望をもたせる手法を提示する
ことで、聞き手に響くオープニングになることをお伝えしました。
このように、オープニングに重きを置くことは大事なのですが、それとは逆に、いくらオープニングに成功して聴衆の関心を集めたとしても、その後に話すコンテンツが支離滅裂だったり、インパクトが弱かったり、説得材料に欠けたりしているようでは聞き手をクロージングまで導くことはできません。
では、どうすれば聴衆の心に響くようなコンテンツをつくることができるのでしょうか?
コンテンツは、主に以下の5つの要素に分かれ、それらをコンテンツにしっかりと盛り込み、一つ一つの精度を高めていくことで、魅力的なコンテンツが形成されていくのです。
その5つの要素は、
- フレーズ(Phrase)
- アンカー(Anchor)
- リフレクション(Reflection)
- テクニック(Technique)
- セール(Sale)
です。
これらの5つの頭文字をとって、「PARTS」というそうです。
①フレーズ
フレーズは、プレゼンの中で最も伝えたいことを簡潔にまとめた言葉です。
このフレーズが繰り返し出てくることで、聞き手はプレゼンの内容を明確に受け取ることができるのですね。
東京オリンピック招致のプレゼンならば「おもてなし」がこのフレーズに当たると思います。
スティーブ・ジョブズの、スタンフォード大学の卒業生に向けたスピーチでいえば、「今日が人生最後の日だとしたら…(If today were the last day of my life…)」という言葉は、インパクトがありますね。
このような簡潔な言葉が繰り返し言われることで記憶に残りやすく、鮮烈な印象を与えられるでしょう。
②アンカー
アンカーは説得材料のことですね。聴衆に自分の言いたいことを聞き流されなくするためにおろす錨のことです。
具体的には「ストーリー」「比喩」「アクティビティー」という手法があります。
これらの手法は後々、ご紹介します。
③リフレクション
リフレクションは聞き手に考えさせる質問を投げかけることです。
これはオープニングの際にも重要だと書かれていましたが、コンテンツ毎に質問を投げかけていくことで聴衆の関心を惹き続けることが可能になるのですね。
④テクニック
テクニックは、解決方法を示すことです。
聞き手側の問題を解決したり、メリットが得られる具体的な手法を提示しなければ、聞き手の満足は得られないのですね。
⑤セール
セールは売り込みのことで、プレゼン後に聞き手に特定の行動を促すためにすることです。
具体的には、聞き手が抱える問題を解決する製品やサービスを提示することですね。
これら、5つの要素をオープニングからクロージングに至るまで盛り込むことで魅力的なコンテンツに仕上がり、聞き手の興味を惹きつけるプレゼンへと変貌していきます。
この5つの要素を意識しながら、ぜひプレゼンのコンテンツ内容を振り返ってみてください。
続きの記事はこちら

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