朝活主催の、ゆうです。
スキルアップ!朝活では、わかりやすく話を伝える練習をしていますが、さらにわかりやすく伝えるポイントを『伝える力2』(池上彰著 PHPビジネス新書)を通してお話しています。
伝える力 2 もっと役立つ! 「話す」「書く」「聞く」技術 (PHPビジネス新書)
今回で『伝える力2』を通したスキルの紹介は一区切りをおきたいと思います。
前回は、話し方について、現代人はどんどんと早口になっているなかで、“ゆっくりと話す”ことを心がけることで、相手にわかりやすく伝えられることをお話しました。
前回の記事はこちら

いくら相手にとって重要な、有益なことを話していても、相手の理解が追いつかないほど早口で話せば、相手には届きませんね。ゆっくりと話をすることがまず大切です。
その上で、さらにもう一歩、相手を惹きつけられる話ができれば職場でもコミュニティでも光る存在になれるでしょう。
プレゼンテーションが上手な人として認められます。
それにはどうすればいいのか。さらに上をいった話の仕方についてご紹介します。
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話し方のポイント:話すスピードの緩急をつける
話をするときに、早口にならずにゆっくりと話をすることを心がけた上で、
ゆっくり話すだけでなく、ゆっくり話したり、速く話したりを上手に使い分けているのが落語家の真打ちだそうです。
間合いを取る、緩急をつけるなどの話し方をされると「それでそれで、その後はどうなったの?」と次の展開に一気に興味が高まります。
話し方とは大きくそれますが、私は野球を観るのが好きで、投手の配球を読みながら観るのを好みます。
いくらストレートが150kmを超えるような豪速球投手がいたとしても、ストレート一辺倒の配球では、打者の目がそのうちに慣れてきて、速球を痛打されることがあります。
速球ばかりで押すのではなく、同じストレートでも球速を落としたり、変化球を投げて緩急をつけたりすることで、相手の目が速さに慣れるのを防げます。
配球そのものだけでなく、投げる際に間合いを取るのも効果的です。
「早く打者を抑えてしまいたい」と投げ急ぐと、単調な投球となって打たれてやすくなってしまいます。
投手も緩急をつけたり、間合いを取るピッチングが大切なのですね。
話が大きく野球に流れてしまいましたが苦笑 話すときも、話す速度に緩急をつけたり、間合いを取ったりすることで、単調な話になるのを防ぎ、相手を惹きつけることができるのですね。
一般的な内容は早口で、重要なところはゆっくりと
話の速度に緩急をつけるといっても、重要なところを早口で話して、半ば誰でも知っているような一般的なところをゆっくり話しているのでは、結局、つまらなく心に残らない話になります。
そのため、池上彰さんは以下のように心がけておられると紹介されていました。
一般的な内容の部分は早口で話し、重要なところに差し掛かると、スピードを落とし、ゆっくりと話すようにしているのです。
これにぴったりの表現が昔からありますよね。「噛んで含めるように」です。
(中略)
意識的にゆっくり話す。緩急、あるいはメリハリをつけて話す。これらの話し方は、プレゼンテーションのときなどに十分に使用できます。
(第5章 もっとわかりやすく伝える方法2 『伝える力2』p,138)
一般的な内容はどこか、そして、自分が一番伝えたいところはどこか。
自分が話す内容をしっかりと吟味し、その上で緩急をつけた、相手を惹きつけられる話し方をぜひ心がけていただければと思います。
まとめ
- 話し方のポイントとして、早口にならずにゆっくりと話すことを心がけた上で、間合いを取る、緩急をつけることが勧められています
- 特に大切なことを話す前は間を空けたり、重要なことはゆっくりと話し、そうでないところ(一般的なこと)はテンポよく話したりすることで、単調さをなくし、相手を惹きつけることができます
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