朝活主催の、ゆうです。
スキルアップ!朝活では、スキルアップのワークを通して、相手にわかりやすく話を伝える力を身に付けています。
どうすれば人にわかりやすく話を伝えることができるのか? そのスキルを『伝える力2』(池上彰著 PHPビジネス新書)を通してお話しています。
伝える力 2 もっと役立つ! 「話す」「書く」「聞く」技術 (PHPビジネス新書)
前回は、話し方について、一文を長くしてダラダラと話をするのではなく、一文を短く区切って話をすることで相手に用件をわかりやすく伝えられることをお話しました。
前回の記事はこちら

今回も話し方について、わかりやすく伝えるポイントをご紹介します。
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話し方のポイント:ゆっくりと話す
話す速度について、『伝える力2』に以下のようにいわれています。
ここ数十年で、日本人の話すスピードはかなり速くなりました。
NHK放送文化研究所の調査などによると、アナウンサーの話す速度もずいぶん速くなりました。
昭和10年ごろに比べると、今の私たちは二倍くらいの速さでしゃべっているというデータもあるようです。
忙しくなって、ゆっくりのんびり話していられない時代になったことが早口化の大きな原因のような気がします。
(45.「戦場カメラマン」渡部さんはゆっくり話す理由 伝える力2 p,136)
池上彰さんは「ゆっくり話しますね」と言われることがあるそうです。
周りが早口で話をする人ばかりだから、余計、話す速度のゆったりさが目立つのだと思います。
ただ、池上さんも本来は早口だそうなのですが、あえて意識されてゆっくり話をされるには理由があります。
それは小学校高学年から80代の人までわかるように話そうと思っているから、だそうです。
早口だと、聞きとれないこともあります。
それでは、せっかく伝えたいことがあっても相手に届かない。そうなると、いくら一生懸命話をしていても意味がなくなってしまいますね。
特に上司のような目上の人と話をするときは緊張してしまい、知らず知らずのうちに早口になります。すると、語尾がはっきりせず「話のよくわからない人だな」という悪い印象を与えてしまうかもしれません。
筆者自身も、語尾がはっきりとしないため「何を言っているかわからない」と注意を受けることがありました。
緊張してしまいそうなときこそ、ゆっくりと話すこと、語尾まではっきりと伝えることを意識して話をする。
そうすると、伝えるべきことを伝えられるだけでなく、自信も相手に伝わり、より心に響く話ができるようになるでしょう。
ビジネスマンにとっても、プレゼンテーションをする場合に普段よりもゆっくり話すことは、相手に伝わるプレゼンテーションをする上で有効になり得ます。
それは、私たちは早口に慣れているので、ゆっくり話をされると、聞き手は逆に引き込まれる、という効果が期待できるからです。
ぜひ、緊張してしまいそうな場面こそ、意識的にゆっくり話すことを心がけていただければと思います。
まとめ
- 話し方のポイントの1つが「ゆっくりと話す」です。池上さんは、ここ数十年で日本人の話すスピードはかなり速くなった、といわれています。しかしあまりに早口では、聞き取れないことがあり、それでは話す意味がなくなってしまいます。そのため池上さんはあえてゆっくり話すことを意識されているのです
- 緊張すると、特に早口になってしまい、語尾が聞き取れずに「話のわからない人だな」という印象を与えてしまいます。緊張するときこそゆっくりと話し、語尾まではっきり伝えることを意識することで、話し手の自信も相手に伝わり、より心に響く話ができるでしょう
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