朝活主催の ゆう です。
今年から開催している朝読書会では、読んだ本の内容のアウトプットを目的にしています。
それは、アウトプットすることによって、読んだ本の内容を知識として定着させ、自己成長へとつなげられるからです。
そのために『読んだら忘れない読書術』(樺沢紫苑著、サンマーク出版)を参考にさせていただき、アウトプットの仕方を繰り返し紹介してきました。
前回は、SNSを使った効果的なアウトプットの手法についてお話ししました。
前回の記事はこちら

今回は、「読んだら忘れない読書術」のもう1つのキーである「スキマ時間」を使った読書法を紹介します。
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「スキマ時間」読書法のメリット:制限時間があると集中力がアップする
「スキマ時間」(電車の移動時間や待ち時間など)を利用することで、どうして「読んだら忘れない」ことが実現できるのでしょうか?
『読んだら忘れない読書術』では、以下のように書かれてあります。
何か物事を行う場合、制限時間を決めると集中力がアップし、脳が高いパフォーマンスを発揮するからです。
例えば、電車に乗って「乗り換えまでの15分で、1章を読み終えよう」と、制限時間をつきの目標を決めます。
そうすることで、漫然と読むよりも高い集中力を発揮できます。
どれだけでも時間があると思うと集中力も続きませんし、結局、取り組まずに時間が過ぎていきます。
対して「締め切り効果」という言葉もあるように、制限時間を決めて読書に取り組むことで集中力が発揮され、読むペースも上がり、記憶にも残りやすいのですね。
さらに、頑張ればギリギリ達成できるかもしれない、という少し難易度の高い課題に取り組むことによってドーパミンが分泌され、より集中力と記憶力が高まる効果もあるそうです。
これは電車の乗車時間を使わない手はありません。すぐにでも実行していきたい習慣ですね。
はじめの5分と終わりの5分は集中力が高い
60分まとめて読書をするのと、「スキマ時間」を利用して15分の読書を4回繰り返すのとでは、どちらが効率的な読書ができるのでしょうか?
『読んだら忘れない読書術』を引用します。
何かの作業を行う場合、その集中力は、初めと終わりで特に強くなることが知られています。
心理学では、この現象は「初頭努力」「終末努力」と呼ばれます。
わかりやすくいえば、始まったときの「さあやるぞ」という「最初の頑張り」と、ゴールが見えたときの「もうひとふんばり」という「最後の頑張り」です。
60分連続の読書では「初頭努力」と「終末努力」は合わせて10分ですが、
15分の読書を4回繰り返すと、「初頭努力」と「終末努力」は合計で40分。
15分読書を4回繰り返した方が「記憶力の高い時間」は圧倒的に多くなり、記憶に残りやすい「効率のいい読書」ができるのですね。
ぜひ「スキマ時間」を利用した読書習慣を身につけ、本の内容を記憶に残し、知識として定着させ、自己成長・自己実現へとつなげていただければと思います。
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