朝活主催の、ゆうです。
スキルアップ!朝活では、スキルアップワークを通して、相手にわかりやすく話ができる力を身につけています。
ワークに取り組まれるだけでも人に伝える練習ができ、伝える力が養われていくのですが、取り入れることでさらに相手に伝わりやすくなる手法を『伝える力2』(池上彰著 PHPビジネス新書)を参照し、紹介しています。
伝える力 2 もっと役立つ! 「話す」「書く」「聞く」技術 (PHPビジネス新書)
前回は話を“因数分解する”(共通した事項をまとめて、最初に話す)ことで、相手は自分の話を受け取りやすくなることをお話しました。
前回の記事はこちら

今回は、話し方について心がけるポイントです。
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話し方のポイント:報告は短めに、一文で話す
話をするときに、一文が長い人がいます。
上司に仕事の進捗状況や結果を報告するとき、上司は私たち以上に忙しいので、まず結論を求める人のほうが多いでしょう。
ところが結論は話さず、そこに至るまでの過程をダラダラと区切りもつけずに話してしまったことはないでしょうか?
その結果、上司から「それで結論は何? 早く結論を言うように」という注意を受けたことがあるかもしれません。
私もよくやってしまい、反省します…。
一文が長いと不要なことまで話をしてしまい、余計、相手に伝えるべきことが伝わるなくなる悪循環に陥ります。
報告する際などは、「簡潔に、一文は短く話す」ことが基本なのですね。
一文を短くすると、文章もわかりやすくなる
一文を短くすると伝わりやすくなるのは報告だけではありません。
文章も短くすることによって、言いたいことが相手に伝わりやすくなります。
一文が長くなると、どうしても主語と述語の関係もねじれてしまい、いったい何が言いたいのかわからない文章になってしまいます。
架空の例として、以下のような文が紹介されいました。
①
今日、午前九時二〇分ごろ、横浜市内の市道で、川崎市中原区に住む女子大生のAさん(二一歳)運転の軽自動車と、Bさん(四五歳)運転の大型トラックが衝突し、Aさん運転の軽自動車は大破、Aさんは重傷を負いました。
②
今日、午前九時二〇分ごろ、横浜市内の市道で交通事故がありました。川崎市中原区に住む二一歳の女子大学生・Aさんが運転する軽自動車と、四五歳のBさんが運転する大型トラックが衝突しました。
Aさんが運転していた軽自動車は大破し、Aさんは重傷を負いました。
上記の例を読み比べると、一文の短い②の方が状況が伝わりやすいですね。
①は全文読まないと状況がわかりませんし、元の分をたどらないと結局、詳細がわからなくなってしまいます。
一文を短くしようと心がけて文章を書くだけで、伝わりやすさが全然、違いますね。
特に最近は活字に慣れていないという人も多く、そんな人は長い文章を見ただけで億劫になってしまうでしょう。
文章を書く際も、一文を短く、簡潔にすることが大事ですね。
まとめ
- わかりやすく伝えるポイントは「一文は短く話す」ことです。一文が長いと結論になかなかたどり着かず、不要なことも話してしまいかねません
- 文章を書くときも、一文を短くすることで主語と述語も明瞭になり、伝わりやすさが上がります
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