朝活主催の ゆう です。
月に2、3回開催している朝読書会では、参加される方に好きな本を1冊持ってきていただき、その内容を5分間で要約してお話しいただいています。
なぜアウトプットをメインにしているかというと、アウトプットすることは本の内容を忘れずに定着させるために最も効果的だからです。
そのことをこのブログでは、『読んだら忘れない読書術』(樺沢紫苑著、サンマーク出版)を参考させていただき、続けてお話してきました。
前回は、本を読んでから1週間に3回アウトプットすることが効果的であることをご紹介しました。
前回の記事はこちら

ただ、1週間に3回のアウトプットといわれると、「そんなに多くできるだろか?」と思われる方もいるでしょう。
朝読書会にご参加いただければそれに越したことはありませんが、月に2、3回が限度で、1週間に3回もの参加は難しいですよね。
しかしそこまで本格的なアウトプットではなくても、工夫次第でアウトプットはもっと手軽にできるのです。
そのアウトプットの手法を紹介します。
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“4つのアウトプット”で記憶に残す
『読んだら忘れない読書術』では以下の4通りの手法が書かれてありました。
- 本を読みながら、メモをとる、マーカーでラインを引く。
- 本の内容を人に話す。本を人に勧める。
- 本の感想や気づき、名言をFacebookやTwitterでシェアする。
- Facebookやメルマガに書評、レビューを書く。
読書会でのアウトプットも入るでしょう。上記の項目だと②に当たりそうですね。
マーカーでラインを引くなどは本当に実践もしやすそうで、やらない手はありません。
では、これらがどうして効果的なアウトプットとなり、知識として定着させることを助けるのでしょうか。
今回は①のマーカー読書術について詳しく掘り下げます。
アウトプット術① 深く記憶に残すための“マーカー読書術”
たとえば英単語を覚えるときには、読むだけでなく、
- 特に重要な単語や用法については蛍光ペンでラインを引く
- 10回、20回と繰り返し紙に書いてみる
- その単語を発音してみる
などして覚えられていたと思います。
この「読む」行為だけでなく「書く」「声に出す」ことで脳のさまざまな箇所が使われ、脳が活性化し、それだけ記憶に定着しやすくなるといわれています。
本を読むときでも同じことが言えて、読みながら重要だと思う箇所にマーカーでラインを引いたり、本の余白にメモをしたりすると記憶に非常に残りやすいのですね。
『読んだら忘れない読書術』にはこのように書かれています。
「マーカーでラインを引く、そんな簡単なことでアウトプットになるのか」と疑問に思うこと人も多いでしょうが、脳科学的には、ラインを引くことは間違いなく脳が活性化します。
なぜならば、脳の中で「字を読む作業」と「手にペンを持って線を引く作業」は全く別の領域で行われているからです。
「文字を書き込む」のは、また脳の別の部分で行われています。
(中略)
マーカーでラインを引いたり、メモをしたりしながら本を読むだけで、脳は何倍も活性化され、それだけ本の内容が記憶に残りやすくなるのです。
マーカーやボールペンを準備し、読書中にマーキングしたりメモをしたりするのは簡単にやれることで、それで貴重なアウトプットになるなら、やるなと言われてもラインを引いてしまいたくなりますね。
早速、実行していきたいと思います。
まとめ
- 読んだ本の内容を1週間に3回の目安でアウトプットをすることで記憶に残りやすい、といわれています。具体的なアウトプット法として、以下の4つが勧められています
- 本を読みながら、メモをとる、マーカーでラインを引く
- 本の内容を人に話す。本を人に勧める
- 本の感想や気づき、名言をFacebookやTwitterでシェアする
- Facebookやメルマガに書評、レビューを書く
- 本を読みながら重要箇所にマーカーでラインを引いたり、余白にメモしたりすることで脳は何倍にも活性化し(字を読む作業と、ペンを使って線を引く作業は脳の別の領域が使われるため)、それだけ内容が記憶に残りやすくなります
続きの記事はこちら

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