朝活主催の ゆう です。
スキルアップ!朝活では、プレゼンスキルを上げるためのワークを行っています。
ワークでは、制限時間内に、先人・偉人のエピソードや、ベストセラー書の一部を読んでプレゼン資料を作り、その内容を3分でペアの人に話す、というものです。
読解力やまとめる力、わかりやすく伝える方法を、実践を通して身につけることができます。
またそれだけなく、先人・偉人のエピソードや、ベストセラー書のトピックから人生訓を知ることができ、それを日常に生かすこともできるのです。
そのワークで取り上げているベストセラー『7つの習慣』のトピックについて、このブログ記事でもご紹介していきます。
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大ベストセラー『7つの習慣』の原点「人格主義」とは?
『7つの習慣』といえば、1996年に出版され、今もなお関連書籍が出版されている、世界的なベストセラーですね。
全世界44カ国語に翻訳され、3000万部を売り上げています。日本でも200万部以上売れており、その知名度の高さは今も顕在でしょう。
『7つの習慣』の著者は、スティーブン・R・コビー博士。
アメリカの経営コンサルタントであり、英国エコノミスト誌で「世界で最も大きな影響力を持つ経営コンサルタント」にも選出されました。
コビー博士がこの『7つの習慣』を書くきっかけとなったのが、「成功に関する文献」の研究でした。
最近の50年間に出版された「成功に関する文献」はどれも表面的である、と指摘されています。
それらは「個性主義」にもとづいて書かれてあります。
個性主義とは、「成功は、個性、社会的イメージ、態度・行動、スキル、テクニックなどによって、人間関係を円滑にすることから生まれる」という考えですね。
個性やコミュニケーションスキルを伸ばすことやボジティブ・シンキングなどの個性主義の要素は不要、というわけではありません。
これらが成功に不可欠な場合もあります。
しかしあくまで個性主義は成功の二次的な要素である、といわれているのです。
では、成功の一次的な要素とは何なのでしょうか?
それが「人格」です。
「人格の良さがあってこそ、真の成功、永続的な幸福を得られる」という考えを、個性主義に対して「人格主義」といい、この人格主義をコビー博士は重んじているのです。
「基礎となる人格の良さがあって初めて、テクニックも生きてくる」のであり、個性やテクニックのみに目を向けている個性主義に警鐘を鳴らされています。
実際に、テクニックばかり重視し、その対応に誠意を感じられない人がいたとしたら、どうでしょうか?
初めは良い印象を抱いたとしても、誠意に欠ける対応が続けば印象は次第に悪くなり、「この人とはもう付き合いたくない」と思うのではないでしょうか。
テクニックばかりでは、関係を長続きさせるために最も重要な「信頼」がどんどんと失われてしまうのですね。
「農場の法則」から知る、成功を長続きさせるルール
テクニックをのみを考えることは「一夜漬け」と同じだ、とコビー博士は語っています。
一夜漬けで試験をうまく乗り切れることもあるだろうし、良い成績だってとれるかもしれない。だが、日々の積み重ねを怠っていたら、教科をしっかりと習得することはできないし、教養ある人間にはなれない。
(『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』より引用)
「一夜漬け」でうまくいくのは一時的であり、時が経てば一夜漬けの勉強はなんの効力も発揮されません。
ちょうど同じように、人格の良さという土台がなければ、いくら対人関係のテクニックを持っていても、成功を長続きさせることはできないのですね。
またコビー博士は、成功の法則は「農場での法則」と同じである、ともいわれています。
農場に一夜漬けは通用しない。
春に種蒔きを忘れ、夏は遊びたいだけ遊び、秋になってから収穫のために一夜漬けで頑張る。
そんなことはありえない。
農場は自然のシステムで動いている。必要な務めを果たし、定まった手順を踏まねばならない。
種を蒔いたものしか刈り取れない。そこに近道はないのだ。この原則は人の行動や人間関係にも当てはまる。
人の行動も人間関係も、農場の法則が支配する自然のシステムなのである。(『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』より引用)
一夜漬けでは教養が身につけられないように、また農場でも定まった手順を踏まないと収穫できないように、その場しのぎのテクニックでは長期的な成功は得られない、ということです。
人格を磨く不断の努力は良い習慣となり、習慣が人格の良さを生み出し、そして人格の良さが長期的な成功、素晴らしい人生を生み出してくれます。
良い習慣、ひいては良い人格を身につけるための指南をしてくれるのが、この『7つの習慣』です。
これから一部分ではありますがその内容をご紹介していき、ご一緒に理解を深めていきたいと思います。
まとめ
- 『7つの習慣』は「人格主義」について書かれています。人格主義に対するのが「個性主義」であり、個性主義は、成功は人間関係のスキルやテクニックによってもたらされる、という考えです
- 個性主義はあくまで成功の二次的要素であり、成功の一次的な要素は「人格」にあること、人格の良さによって真の成功、永続的な幸福が得られるという考えが人格主義なのです。人格の良さがあってこそ、テクニックも生かされるといわれています
- 個性主義のテクニックばかりを考えるのは一夜漬けと同じであり、それでは成功を長続きさせることはできません。人格を磨く普段の努力こそ長期的な成功、幸福がもたされるのです。成功や幸福も、必要な務めを果たし定まった手順を踏まねばならない「農場の法則」にもとづいている、と教えられています
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