イソップ寓話 -ウマをうらやんだロバ-

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Aesop-fables-rare-Book-titlepage「イソップ寓話」は、子供向けに作られた話ではありません。

本当は、大人のための、人生の教訓だったのです。

 

イソップは、2500年ほど前の人で、

ギリシャの奴隷であったといわれています。

何の発言権もない、弱い立場にあった彼は、

動物を利用した例え話を作って、周りの人に

注意したり、アドバイスしたりしていたのです。

 

イソップの話は、実にうまく、聞く者の心をとらえました。

人から人へと語り継がれるうちに世界各国へ広がり、

その国にあうようにアレンジされてきました。

500以上のイソップ寓話の中から、私たちにプラスになる話を選んで紹介しましょう。

 

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ロバが、ウマを眺めて、文句を言っていた。

「ウマは、いいなあ。 食事もいいし、美しい飾りをつけてもらって、軽快に走っている。

それに対し、俺は、重い荷物を運んで苦労しているのに、いつも腹が減っているし、

寝床のワラも少ない。 なぜ、ロバなんかに生まれたんだろう」

 

やがて戦争が起きた。

 

武装した騎士がウマにまたがり、戦場を駆け巡った。 敵陣の真っ只中に切り込むや、

ウマは、全身に深手を負って倒れた。

これを見て、ロバは、考え方を変え、

ウマを哀れむようになった。

 

金持ちや地位のある人が、幸せとは限らない。

外見では、とても分からないが、上に行けばいくほど、別の大きな苦しみが増えていく。

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