8/ 17(木)恵比寿 心理学カフェ勉強会レポート10 「良好な人間関係を築く“勇気づけの方法”」②

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朝活主催の ゆうです。

今日のカフェ勉強会には初めての方お2人を含む、4名の方にご参加いただきました!

カフェ勉強会も10回目の開催。毎回、初めて来られる方もおられ、人間関係が広がっていき、嬉しく思います(^^)

今回の勉強会でも「アドラー心理学」の内容をシェアしました。
アウトプットし、ディスカッションすることで、理解が一段と深まりますね。

良好な人間関係を築くのに必要な「勇気づけ」

今回の勉強会のテーマは「良好な人間関係を築く“勇気づけ”」についてでした。

私たちが健康的に、建設的に生きていくのに必要なものが「勇気」です。

生きる勇気を失ってしまうと、対人関係で悩んだりトラブルを起こしたり、深刻化すればうつ病になったり、自ら死を選んだりさえしてしまうのです。

ですから、お互いがお互いを勇気づけていくことが、幸せに健康的に生きていくときにとても大切なのですね。

ところが私たちは、勇気づけているつもりで、実は相手の勇気をくじいている行為をしてしまいがち、といわれます。

その1つが、以前のレポートで紹介した「叱る」ことでした。

以前のレポートはこちら

そしてもう1つ、勇気をくじいている行為が「ほめる」ことなのです。

どうして、ほめることが勇気くじきになってしまうのでしょうか?

「ほめる」ことが勇気くじきになる理由

ほめることが勇気をくじくことになる理由を、アドラー心理学の第一人者である野田俊作はこう語っています。

ほめてはだめなんです。

子どもが学校からいい成績をとって帰ってきたとき、「おお、偉いね、頑張ったね」と言ったらだめなんです。

なぜか。

偉いか、偉くないかを判断する権利など親にないんです

その権利が親にあるとしたら、それは縦の関係です。

ほめるという行為は、相手の上に立って「善いか、悪いか」を判断する行為であり、それは「縦の関係」での行為になる、といわれています。

ほめることで「縦の関係」が構築されてしまうのですね。

「縦の関係」がつくられてしまうと、相手は、ほめられている間は適切な行動をしようとします。

ところがほめられなくなると、不適切な行動をするか、不適切な行動をしないまでも、適切な行動をしなくなるのです。

ほめることは一般的には相手を勇気づけて適切な行動に向かわせることになると思われていますが、実は相手を自分に依存させて勇気を奪い、自立から遠ざけてしまうです

具体的にいうと、いい成績をとって帰ってきた子供に「おお、偉いね」とほめたとします。
すると子供は「親にほめられるために勉強しよう(あるいはほめられて、欲しいものを買ってもらうために勉強しよう)」と思うわけです。

では次のテストのときもその次のテストでも、子供が勉強していい成績をとったのに、それに注目してもらえなかったら、どうなるでしょうか?

おそらく子供は勉強しなくなってしまうと思います。「いい成績をとっても、親にほめられないのなら、欲しいものを買ってもらえないのなら意味がない」と感じてしまいます。

本来勉強というのは、自分がほめられるためにするものではありませんよね。
勉強するのは、社会に出て他者の役に立つため、助けるためですね。それがそのまま自分のためにもなります。

それなのに、自分がほめられるためだけにするのであれば本末転倒です。

ところが、ほめるという行為は、適切な行為の目的を「自分がほめられること」にさせてしまうことになるのです

だから「ほめる」ことは自立から遠ざけ、勇気をくじくことになってしまうのですね。

では「叱る」ことも「ほめる」ことも勇気くじきになるなら、何をすれば相手を勇気づけられるのでしょうか?

それについては次回、お話しします。

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